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ウォール街の株強気派もとうとう懐疑的に-S&P500種の年末見通し

ウォール街で最も安心できる前提の一つは、米国株がどれだけ値上がりしようと、プロはさらなる上昇を見込むというものだった。だが、今や状況は変わった。

  米S&P500種株価指数は2日、4週間ぶり大幅下落を記録し、3週間ぶり安値の2157.03で取引を終了。そして、これまでと異なるのは、株式ストラテジストに今後の見通しを聞いても安心感が生まれないことだ。強気相場を愛してやまなかった彼らだが、1年に及ぶ企業収益の伸び悩みとバリュエーション(株価評価)の高さ、米連邦公開市場委員会(FOMC)をめぐる混乱を受けて株式予言者はとうとう、弱気な見方を示すという従来にない役割を担うようになった。

Surpassing Expectations

  ブルームバーグが20人を対象に実施し1日明らかにした調査の平均値によると、S&P500種は年末に2146で取引される見通しだ。これは2日終値を11ポイント下回る水準。同指数がアナリスト予想を上回る水準で推移しているのは2014年以来のことだ。

  スタイフェル・ニコラスの市場ストラテジスト兼ポートフォリオマネジャー、ケビン・キャロン氏は「ファンダメンタルな視点で相場を眺めれば、このような反応は非常に理にかなう。なぜなら、相場を押し上げる起爆剤が見当たらないからだ」とし、「経済は若干改善したが、問題はここから何が成長のけん引役になるかだ」と述べた。

  ブルームバーグ調査の回答者中、11人がS&P500種は1日終値より低い水準で今年の取引を終えるとみている。もちろんそれは、弱気相場入りの見通しとは異なる。最も悲観的な予想を示したのはHSBCセキュリティーズUSAのベン・ライドラー氏だが、年末に見込む水準は2日終値を9.1%下回る1960。

原題:Bulls Made Skeptics as S&P 500 Passes Wall Street Forecasts (1)(抜粋)

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