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【個別銘柄】スズキやダイセル高い、カルビーや明治HDは大幅安

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4日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

Suzuki Motor Dealership After Fuel Economy Tests

スズキの自動車

Photographer: Akio Kon/Bloomberg

  スズキ(7269):前日比6.9%高の3277円。3日発表の4-6月期営業利益は前年同期比7.2%増の592億円と市場予想499億円を上回った。インドや欧州で四輪車販売が増えた。野村証券は開発費の減少や原材料価格の下落など一時的な要因には注意が必要だが、収益が大きく悪化してない点を確認できたのは好印象と指摘。目標株価を2900円から3490円に上げた。

  ダイセル(4202):20%高の1247円。4-6月期営業利益は前年同期比7.7%増の172億円だったと3日に発表。販売数量の増加や原燃料調達価格の低下から合成樹脂事業部門は32%増益となった。ゴールドマン・サックス証券は営業利益は同証予想145億円を上回り、円高の逆風をこなしての増益は好印象と評価。合成樹脂の数量前提を前年比横ばいから5%増へ修正し、2017年3月期から19年3月期までの営業利益予想を各3%増額した。

  カルビー(2229):7.7%安の4215円。3日午後2時に4-6月期営業利益は前年同期比17%増の71億3000万円だったと発表したが、クレディ・スイス証券ではよいスタートを切ったものの、本格調子への戻りはまだ先との見方を示した。海外事業は、類似商品との競争激化も懸念され、北米の回復ペースはいまだ未知数と指摘。第1四半期営業利益は比較的高い増益が想定でき、そのモメンタムに鑑みて過去1カ月の株価は好調だったため、ここからは本格的なファンダメンタルズの回復を確認できないと上値を追えないと分析した。

  明治ホールディングス(2269):5.7%安の9640円。3日に発表した4-6月期営業利益は前年同期比31%増の220億円だった。SMBC日興証券は同証予想を超える増益率だったが、ヨーグルトの販売モメンタムなどが時の経過とともに鈍化するイメージを描いているため、高増益率に違和感はないと指摘。また、立花証券の下川寿幸アナリストは、好業績は想定通りで株価にすでに織り込まれていたと電話取材で述べた。

  タムラ製作所(6768):11%高の333円。3日発表の4-6月期営業利益は前年同期比55%増の11億5900万円だった。電子化学事業でのスマートフォン関連の弱含みなどで1.3%減収も、構造改革の効果があった。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は電子部品関連はエアコン関連、自販機用LEDモジュールなどの生産活動活発化と事業構造改革などによる収益回復が想定以上と評価。営業利益の進ちょくは良好とみる。

  オリンパス(7733):4.3%安の3255円。3日発表の4-6月期営業利益は前年同期比37%減の108億円と市場予想136億円を下回った。円高が響き売上高が減少した。SMBC日興証券では、現地通貨ベースの医療事業がやや弱い印象と指摘。特に北米の売上高伸び率がマイナス4%で、商談の長期化で内視鏡が減速しており、引き合いは引き続き多く通期での懸念はないとみるものの、株価にはネガティブに捉えられるとの見方を示す。

  出光興産(5019):7.7%安の1831円。同社創業家で元社長の出光昭介氏が、昭和シェル石油(5002)との経営統合を阻止するために昭シェル株40万株を取得したと3日午後に発表したことについて、みずほ証券は経営統合の方向性に、より不透明感が高まると指摘した。創業家側が反対の意向表明を実際の行動に移したことで、この件について妥協の余地を残す部分がないことが、より明確になったとみる。昭シェルは6.9%安の874円。

  オカモト(5122):11%高の1205円。4-9月営業利益予想を28億円から35億円に上方修正した。自動車内装材が北米中心に堅調だった。クレディ・スイス証券は昨年度の成長は一時的現象ではなく、構造的な変化の始まりと指摘し、買い推奨を再強調した。生活用品セグメントの主力製品販売好調と自動車内装材への旺盛な受注は今後も継続し、会社計画にはさらに上振れ余地を残すと分析した。

  日本触媒(4114):7.6%安の5850円。3日発表の4-6月期営業利益は前年同期比38%減の56億1100万円だった。原料価格や海外製品市況の下落で販売価格が低下したほか、円高の影響も受けて減収となった。

  JUKI(6440):12%安の736円。16年12月期営業利益予想を60億円から前期比41%減の42億円に下方修正する、と3日に発表した。産業装置事業で設備投資需要の低迷が継続する。

  三井物産(8031):4.6%高の1259.5円。3日午後1時に発表した4-6月期純利益は前年同期比37%減の611億円だった。みずほ証券は実質純利益は約540億円で、同証予想310億円を上回ると指摘。既存投資額が500億円と、期初に示した投資拡大方針に比べて大幅に抑制されていた点が好印象と評価した。

  ダイキョーニシカワ(4246):18%安の1109円。3日発表の4-6月期営業利益は前年同期比25%減の30億5100万円だった。通期計画136億円に対する進ちょく率は22%。クレディ・スイス証券はコンセンサス予想36億円をやや下回る着地で、ややネガティブとみる。ダイハツ工業向け新規受注品の増加はあるが、マツダ向けの大幅減少を補うには至らず、本格的な復調は次期モデルサイクルの到来以降となると分析した。

  クラレ(3405):8.3%高の1357円。4日午前発表の1-6月期営業利益は前年同期比9.6%増の346億円だった。売上高は7.1%減したものの、売上原価が減少し、利益を押し上げた。

  カカクコム(2371):8.7%安の1893円。4日午前発表の4-6月期営業利益は14%増の48億5400万円だった。通期計画230億円に対する進ちょく率は21%にとどまった。

  ADEKA(4401):8.7%高の1432円。4日午後発表した4-6月期営業利益は前年同期比6%増の47億6000万円だった。機能化学品や基礎化学品事業の利益が伸びた。

  ホーチキ(6745):13%高の1242円。4日午後発表した4-6月期営業利益は5.4倍の3億500万円だった。売上高は前年同期並みだったが、原価率改善などが寄与した。

  アイスタイル(3660):16%安の782円。17年6月期営業利益計画は前期比17%減の14億5000万円と3日に発表。新規事業の先行投資や本社オフィスの増床費用が響き、前期の大幅増益から一転する。

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