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NY外為:ドルが反発-民間雇用者数の安定した伸びを好感

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3日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが6月以来の安値から上昇。米労働市場の堅調が示唆されたことから、先物市場での利上げ時期の予想が早まるとの観測が強まった。

  ドルは主要通貨の大半に対して値上がり。ここ数週間に見られる年内利上げ確率の低下が圧力となっているものの、向こう数日間に発表される経済データが利上げ確率を押し上げる可能性がある。この日発表された7月の民間雇用者数は着実な伸びが示された。この統計は、5日に労働省が発表する雇用統計の前触れと位置付けられている。

Dollar Advances

  コモンウェルス銀行(CBA)のストラテジスト、ピーター・ドラギセヴィッチ氏(ロンドン在勤)は、米利上げ予想に関する織り込みの修正がなければ「ドルの短期的な反発は限定的だろう」と分析。「鍵となるのは非農業部門雇用者数のデータだ」と続けた。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.3%上昇。前日は下げ、一時6月24日以来の低水準を付けた。ドルは対円ではこの日0.4%上げて1ドル=101円24銭。対ユーロでは0.7%上昇し1ユーロ=1.1149ドル。

  給与明細書作成代行会社のADPリサーチ・インスティテュートが3日発表した給与名簿に基づく集計調査によると、7月の米民間部門の雇用者数は17万9000人増加。伸びは、ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値を上回った。

  先物市場では、少なくとも2017年半ばまでは利上げはないとトレーダーらが予想していることが示唆されている。先週初めの時点では17年の早めの時期に利上げが見込まれていたが、4-6月(第2四半期)の国内総生産(GDP)が低調だったこともあり、予想が先延ばしされた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の次回会合は9月20ー21日に開催される。

  シカゴ連銀のエバンス総裁はこの日、景気が勢い付くにつれて利上げが年内に正当化される可能性はあるとの認識を示した。

原題:Dollar Rebound From Five-Week Low Hinges on Job-Market Strength(抜粋)

(第5段落以降を追加し、更新します.)
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