コンテンツにスキップする

きょうの国内市況(8月3日):株式、債券、為替市場

国内市況の指標はここをクリックしてご覧下さい。過去の国内市況の記事はこちらです。

●日本株は大幅続落、100円台円高と原油安警戒-金融中心全業種下げる

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京株式相場は大幅続落。為替市場で1ドル=100円台まで加速した円高に加え、世界経済の腰折れ懸念の再燃による欧米株安、原油市況の下落も警戒された。証券、銀行など金融株や不動産株、ガラス・土石製品や海運、鉄鋼、食料品株を中心に東証1部33業種は全て安い。

  TOPIXの終値は前日比28.22ポイント(2.2%)安の1271.98、日経平均株価は308円34銭(1.9%)安の1万6083円11銭で、両指数とも7月11日以来の安値。

  りそな銀行アセットマネジメント部の下出衛チーフストラテジストは、「7月はBrexit問題があったにもかかわらず、随分戻した。夏休みシーズンに入り、リスクを若干落とした向きもいるようで、単なる調整の域は出てない」との見方を示した。商品市況や経済指標はまちまちの状況で、「明確なネガティブ材料は出ていない」と指摘。9月20、21日の日米の金融政策決定会合まで、日経平均は1万5000円から1万7000円の従来のボックス圏で上下を繰り返すとみている。

  東証1部33業種は全て下落し、証券・商品先物取引、不動産、ガラス・土石製品、銀行、水産・農林、食料品、海運、その他金融、鉄鋼、パルプ・紙が下落率上位。

  • 東証1部の売買高は22億4069万株、売買代金は2兆4586億円
  • 上昇銘柄数は167、下落は1757
  • 売買代金上位では上期業績計画を下方修正したカシオ計算機が急落、三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループ、三井不動産、東京海上ホールディングス、富士重工業、良品計画、野村ホールディングス、TDK、新日鉄住金も安い
  • 一方、29日から日経平均に採用されるファミリーマートは急騰、四半期決算がポジティブと受け止められたKDDIや三菱商事、ホンダも高く、昭和シェル石油も上げた

●超長期債が下落、40年債増発観測や日銀オペ弱めで売り-先物は反発

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  債券市場では超長期債相場が下落。40年国債の増発観測に加えて、日本銀行が実施した超長期ゾーンの国債買い入れオペが弱めの結果となったことで、需給悪化懸念が強まり、売りが優勢となった。半面、先物は前日急落の反動で買いが優勢だった。

  現物債市場で新発20年物の157回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)低い0.24%で開始したが、午後に入ると0.28%まで上昇した。新発30年物の51回債利回りは一時4bp高い0.36%と5月19日以来の高水準を付けた。新発40年物の9回債利回りは4.5bp高い0.42%と4月15日以来の水準に上昇している。

  SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジストは、「前場は昨日の反動とオペ期待で買い戻しが先行したが、40年債入札の発行増への思惑が意識される中で、日銀の買い入れオペが弱い結果となったことを受けて超長期が売られた」と話した。「来週に30年債入札を控えていることも重しになっている。8月は金融政策決定会合がないほか、営業日が多いことから、日銀のオペの体感的な頻度が落ちるため、需給的には相対的に緩みやすい」と述べた。

  長期金利の指標となる新発10年物343回債利回りは3.5bp低いマイナス0.10%で開始した。午後に入ると一時マイナス0.075%まで売られたが、その後はマイナス0.09%に戻している。

  長期国債先物市場で中心限月9月物は、前日比32銭高の151円65銭で取引を開始し、一時151円75銭まで上昇した。午後に入ると、日銀国債買い入れオペ結果を受けて上値が重くなり、4銭高の151円37銭まで伸び悩んだ。結局は26銭高の151円59銭で引けた。

  日銀が実施した今月2回目の長期国債買い入れオペの結果によると、残存期間「5年超10年以下」、「10年超25年以下」、「25年超」の応札倍率が前回から上昇。物価連動債は低下した。

●ドル・円は101円前後、国内イベント通過後の円高一服-米指標見極め

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=101円ちょうどを挟んだ水準で推移した。日本銀行の金融政策や政府の経済対策など国内イベント通過後の円買いが一服した。

  午後3時10分現在のドル・円相場は100円95銭付近。午前に101円35銭を付けた後、午後には一時100円75銭までドル安・円高が進む場面もあった。前日の海外市場では一時100円68銭と、7月11日以来の水準までドル安・円高が進んだ。ドル・円の相対力指数(RSI、14日間ベース)は35台と、ドル安・円高の行き過ぎを示す30に近づいている。

  しんきんアセットマネジメントの加藤純シニアファンドマネージャーは、「ドル・円は昨日の海外時間に急落した後、テクニカル的に売られ過ぎ感が出てきたことから自律反発している」とし、円金利の上昇が落ち着いていることもドル・円の買い戻しにつながっていると指摘。ただ、「米経済指標が今ひとつなものが目に付く中、日米金利差が開いてドル買いになっていく感じでもない」と話す。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE