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【個別銘柄】カシオやTOTO安い、ファミリM急伸、昭シェル上昇

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3日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  カシオ計算機(6952):前日比14%安の1238円。4-9月期営業利益計画を225億円から200億円に下方修正すると2日に発表。前年同期は215億円だった。4-6月期営業利益は前年同期比22%減の71億500万円と、市場予想89億円を下回った。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は主力コンシューマ事業が2四半期連続で減益となるなど、株価に与える影響はネガティブと指摘した。

  TOTO(5332):5.9%安の3810円。みずほ証券は投資判断を「買い」から「中立」に、目標株価を5000円から4500円に下げた。国内住宅需要の鈍化影響と人民元の前提を見直し、2017年3月期以降の業績予想を会社計画営業利益(510億円)をやや下回る500億円へ減額した。短期的な利益モメンタムの鈍化が避けられないとみる。

  ニッセンホールディングス(8248):50円(40%)安の76円でストップ安。セブン&アイ・ホールディングス(3382)は連結子会社のニッセンHを株式交換で完全子会社化すると2日発表。ニッセンH1株に対し7&iHD株0.015を割り当てる。2日の終値で計算するとニッセンHの理論価格は1株64円となり、きょうの株価は同価格にさや寄せする形となった。

  昭和シェル石油(5002):3.8%高の939円。出光興産(5019)との合併に反対の意を表明している出光創業家の出光昭介名誉会長が、昭シェル株を40万株取得したこと3日に明らかにした。出光経営側が英・オランダ系ロイヤル・ダッチシェルから取得予定の株と併せて3分の1超となり、公開買い付け(TOB)義務が発生することになる。出光経営側がシェルから購入する株数を減らす場合、創業家は買い増す意向。

  アダストリア(2685):17%安の2616円。2日発表の7月の既存店売上高は前年同月比1.9%増だった。客数は同5.3%増えたが、客単価は同3.2%低下した。ドイツ証券は、第1四半期の期末棚卸資産が夏物商戦に向けて10.5%増となっていたことを挙げ、客単価低下を踏まえると第2四半期の売上総利益率の動向には注視が必要と指摘した。また、JPモルガン証券は投資判断を「オーバーウエート」から「中立」に下げた。

  ファミリーマート(8028):11%高の7080円。29日から日経平均株価の構成銘柄に採用すると日本経済新聞社が2日に発表した。合併するユニーグループ・ホールディングス(8270)が上場廃止となるため同銘柄を除外する。みずほ証券では、日経平均採用に伴うパッシブ需要は株数で1379万株、金額で880億円と、直近20日間の平均売買代金の19.8日分に相当すると分析。また、ユニー除外とファミリM採用ともに同日で、パッシブ投資家はユニー株に割り当てられるファミリM株を差し引いたファミリM株を市場調達するため、ユニー株への売り需要は発生しない見込みとみる。ユニーは11%高の973円。

  KDDI(9433):3.8%高の3278円。2日発表の4-6月期営業利益は前年同期比19%増の2751億円と市場予想の2551億円を上回った。モバイル通信料収入や端末販売収入が増加した。みずほ証券は、ポジティブサプライズと評価。総務省ガイドライン施行を背景とした端末値引き縮小の恩恵を受け、すでに第1四半期で想定以上の収益改善効果が顕在化したと指摘。第2四半期以降の収益改善期待がさらに高まるとみる。

  三菱商事(8058):5.3%高の1843.5円。2日発表した4-6月期純利益は前年同期比35%増の1008億円と、2500億円を見込む通期計画に対する進ちょく率は40%となった。野村証券は一過性の利益計上に加え、石炭事業の改善も利益を押し上げたと指摘。通期会社計画には一過性の利益計上を500億円織り込んでいたとされ、同証が見込んでいなかった利益が反映されている点も好印象とみる。

  丸井グループ(8252):8.5%安の1334円。2日に発表した4-6月期の連結営業利益は前年同期比6.2%増の61億4000万円だった。SMBC日興証券は会社計画を1億円下振れ、下振れ額自体はニュートラルの印象だが、小売事業の下振れ(4億円)の大きさにネガティブ感があると指摘。また、カード事業で第1四半期末の利息返還損失引当金が44億円と不足感がある点は引き続き懸念されるとした。

  ホンダ(7267):3.8%高の2865円。4-6月期営業利益は前年同期比12%増の2668億円だったと発表。コストダウン効果など奏功し、市場予想の1836億円を上回った。ゴールドマン・サックス証券は北米の質の高い売り方が増益をけん引したと評価。タカタのエアバッグリコール後の実質収益への疑念を払拭する好決算で、今後も収益性の高い新モデルの投入と相まって、持続的に台当たり利益を改善できるとみる。

  ヤマハ(7951):12%高の3110円。4-6月期営業利益は前年同期比33%増の118億円と2日に発表した。主力の楽器や音響機器事業が過去最高益となった。ゴールドマン・サックス証券は第1四半期決算は想定以上だったとし、四半期上振れと通期予想の据え置きが好感される可能性と指摘した。

  ステラケミファ(4109):1.5%高の3810円。17年3月期の営業利益計画を13億7400万円から31億5900万円に上方修正する、と2日に発表した。前期比では1%減から一転、2.3倍になる見込み。想定以上の円高で上期に主原料の無水フッ酸価格が計画を下回るほか、電池市況の回復による採算改善が寄与する。

  UACJ(5741):8.4%高の272円。2日に発表した4-6月期営業利益は前年同期比6%増の49億1600万円だった。円高や地金価格下落の影響で売上高は5%強減少したが、コストダウンで棚卸評価関係の悪化も吸収した。野村証券は在庫評価損益を除く実質ベースでは42%営業増益で好調と評価した。低操業がリスクと認識されていたタイの新圧延工場の立ち上げも一定の前進が見られ、株価は短期的にポジティブに反応すると分析した。

  三菱ガス化学(4182):9.6%高の619円。17年3月期営業利益計画を230億円から250億円に上方修正すると2日午後2時に発表した。機能化学品や電子材料の採算が改善した。

  セガサミーホールディングス(6460):10%高の1226円。4-6月期営業損益は30億5500万円の黒字に転換、前年同期は94億5500万円の赤字だった。遊技機事業やエンターテインメントコンテンツ事業が好調に推移した。SMBC日興証券は、遊技機に対する規制強化の影響や、16年3月期下期から減速感が出ていたデジタルゲームの収益性低下などの懸念が払拭される内容でポジティブと評価した。

  ノジマ(7419):16%安の1480円。4-6月期営業利益は前年同期比11%減の13億7000万円だった。キャリアショップ事業が不振だった。

  ユナイテッドアローズ(7606):11%高の3070円。7月の小売とネット通販の既存店売上高は前年同月比9%増と、2カ月連続プラスとなった。SMBC日興証券は、前年水準が高いにも関わらず、クロムハーツ業態の既存店売上高が復活するなどポジティブと評価した。

  良品計画(7453):7.3%安の2万700円。2日発表の7月の直営既存店売上高は前年同月比2%減。客数は1.5%減少し、客単価は0.5%低下した。

  ゴールドウイン(8111):8.2%高の5790円。2日発表の4-6月期営業損失は2億6300万円と前年同期の5億2800万円から赤字幅が縮小した。直営店を中心とするリテール売上拡大や販売ロス削減などで粗利率が改善した。

  フジミインコーポレーテッド(5384):16%安の1418円。2日発表の4-6月期営業利益は前年同期比27%減の9億1100万円だった。一般工業用研磨剤の販売減少などが響いた。

 

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