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ウラン価格:回復は2019年か、「大幅な上昇」見込めない-ロスアトム

  • ウランのスポット価格は11年以降、60%余り下落
  • アフリカや豪州などのウラン鉱山、閉鎖か操業ペース緩める

採掘会社が新鉱山の開発に着手するのに十分な水準までウラン価格が回復するのは少なくとも2019年になるとの見通しを、世界4位のウラン生産会社であるロシアの国営原子力企業ロスアトムが示した。

  UXコンサルティングのデータによれば、2011年の福島第一原子力発電所事故で日本国内の原子炉全てが稼働を停止して以降、ウランのスポット価格は60%余り下落している。ロスアトムのキリル・コマロフ第一副最高経営責任者(CEO)は、価格は19年までにさらに下落するか、現行水準から15-25%上昇する可能性があるが、「大幅に値上がり」することはないとの見方を示した。

ウラン価格下落

  福島第一原発事故を受けてウラン価格が下落したため、アフリカやオーストラリアなどのウラン鉱山は閉鎖されるか操業ペースを鈍化させている。コマロフ氏によれば、日本の原子炉の稼働再開ペースが予想より遅く、米国は六フッ化ウランの在庫を18年まで市場に売却するとみられるため、世界の在庫は「過剰」となっている。

原題:Forget About Uranium Market Rebound Until 2019, Rosatom Says(抜粋)

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