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米国株:4週間ぶりの大幅安、世界経済の腰折れ懸念が再燃

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2日の米株式相場は続落。4週間ぶりの大幅安となった。原油安に加えて、個人消費に勢いがないことから世界経済が腰折れするとの懸念が再燃し、売りが膨らんだ。

  7月の自動車販売台数が失望を誘う内容となり、自動車株が安い。小売株はここ5週間で最大の下げ。ファイザーは2.5%安。利益と売上高が予想を上回ったものの、通期見通しを据え置いたことが嫌気された。アップルは1.5%下げ、ハイテク株全体を圧迫した。

  S&P500種株価指数は前日比0.6%下落して2157.03で終了。ダウ工業株30種平均は90.74ドル(0.5%)安の18313.77ドルで終えた。7日続落し、過去ほぼ1年で最長の連続安となった。

  スチュワート・キャピタル・アドバイザーズのマルコム・ポーリー最高投資責任者(CIO)は「現在、買いを入れて株価を押し上げていく理由はない。バリュエーションの観点から見ても下げは不可避だ。通年では横ばいあるいは下落になるとみている」と述べた。

  S&P500種の予想株価収益率(PER)は18.3倍と、約10年ぶりの高水準。一方、予想を上回る企業決算のほか、各国中央銀行が景気刺激に向けて緩和策を維持するとの観測が株価を下支えており、主な株価指数は最高値に近い水準で推移している。

U.S. Stocks Haven't Been This Expensive Since 2002

  この日発表された6月の米個人消費支出(PCE)は市場予想をやや上回る伸びとなり、個人所得の伸びを上回った。今週後半には雇用統計、供給管理協会(ISM)非製造業景況指数や製造業受注が発表される。

  S&P500種構成企業では約3分の2の企業が第2四半期決算を発表。そのうち約80%で利益が予想を上回り、売上高が予想を上回ったのは57%となっている。アナリストの利益予想は3.2%減と、7月中旬の5.8%減から減益率が縮小している。

  S&P500種の10セクターのうち9セクターが下落。選択的消費株が1.5%安と下げが最もきつい。工業株や金融株、ハイテク銘柄も下げた。一方、エネルギー株は0.9%高。原油相場が下げに転じ、上げを失う場面もあった。

原題:U.S. Stocks Fall Most in Four Weeks Amid Renewed Growth Worries(抜粋)

(第5段落以降を追加し、更新します.)
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