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きょうの国内市況(8月2日):株式、債券、為替市場

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●日本株下落、米統計鈍さと原油安、債券急落-TOPIX半月ぶり安値

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  東京株式相場は下落し、TOPIXは終値で半月ぶりの安値を付けた。米国製造業活動の拡大ペース鈍化や海外原油価格の下げを嫌気する売りが先行、国内債券の急落も懸念された。鉱業など資源株、銀行など金融株、輸送用機器など輸出株中心に東証1部33業種は全て安い。

  TOPIXの終値は前日比21.63ポイント(1.6%)安の1300.20と続落し、7月12日以来の安値水準。日経平均株価は244円32銭(1.5%)安の1万6391円45銭と反落。両指数ともきょうの安値引けとなった。

  三井住友信託銀行の瀬良礼子マーケット・ストラテジストは、日本株市場では「ファンダメンタルズを重視する向きが多く、米経済指標をみながら動こうとしている」と指摘。また、国内債券市場が「『VaRショック(2003年の長期金利急上昇)』的な動きになってきた。時折タントラム(かんしゃく)が起きても仕方がなく、先行きが心配」との見方も示した。

  東証1部33業種は全て下げ、下落率上位は鉱業、銀行、非鉄金属、繊維、海運、輸送用機器、その他金融、金属製品、石油・石炭製品、空運。東証1部の売買高は19億7429万株、売買代金は2兆808億円。代金は前日に比べ16%減った。上昇銘柄数は411、下落は1459となった。

  売買代金上位では、第1四半期純利益が市場予想を下回った三菱UFJフィナンシャル・グループやゴールドマン・サックス証券が決算内容に厳しい見方を示した大塚商会が大幅安。三井住友フィナンシャルグループやファーストリテイリング、信越化学工業、りそなホールディングス、東京海上ホールディングス、JR東海、デンソー、あおぞら銀行、ANAホールディングス、三菱重工業も安い。半面、ソフトバンクグループやキーエンス、旭化成、トプコン、旭硝子、日本精工、ニチレイは高い。

  

●債券大幅安、10年入札結果低調で売り加速-金融政策めぐる不透明感も

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  債券相場は大幅安。長期金利は一時ゼロ%に接近して4カ月半ぶりの高水準を付けた。10年国債入札が市場予想を下回る低調な結果となり、売りが一段と強まった。日本銀行が9月の金融政策決定会合で「総括的な検証」を行うと発表して以降、金融政策に対する市場の見方が交錯しており、先行き不透明感の高まりが買いを手控えさせているとの見方が出ていた。

  長期国債先物市場で中心限月9月物は前日比13銭安の152円11銭で取引開始。午前は入札に向けて水準を大きく切り下げ、151円6銭まで下落。午後の入札結果発表後は1円58銭安の150円66銭と日中取引で3月16日以来の安値を付けた。その後は151円台まで戻し、結局91銭安の151円33銭で終了した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物343回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より3ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.11%で開始し、午前にマイナス0.05%まで急上昇。午後は一時11.5bp高いマイナス0.025%と3月16日以来の高水準を付けた。その後はマイナス0.06%に戻して推移している。

  三菱UFJ信託銀行資金為替部商品課の鈴木秀雄課長は、「10年債入札はさすがに環境が悪すぎた。とても腰を入れて買いを入れられるような状況ではなかった」と指摘。「背景としては、先週の日銀会合で追加緩和に対する不透明感が浮上したことだろう。次はマイナス金利の深掘りという期待などがぜんぶ吐き出されたかたち。総括的な評価ということで、その真意を測りかねる部分もある」と言う。

  財務省が発表した表面利率0.1%の10年利付国債(343回債)の入札結果によると、最低落札価格は101円19銭と予想中央値(101円40銭)を下回った。小さければ好調さを示すテール(最低と平均落札価格の差)は27銭と前回の3銭から大幅拡大し、昨年3月以来の大きさ。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.16倍と前回の3.64倍から低下した。

  現物債の中期ゾーンでは、新発2年物367回債利回りが一時9bp上昇のマイナス0.15%、新発5年物128回債利回りは11bp高いマイナス0.12%と、ともに3月以来の高水準を付けた。超長期ゾーンでは、新発20年物157回債利回りが8bp上昇の0.29%と5月以来、新発30年物51回債利回りは3.5bp高い0.32%と6月上旬以来の水準に達している。
  

●ドル・円が下落、米経済指標の不振で上値は限定-102円台前半

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  東京外国為替市場では、ドル・円相場が下落。麻生太郎財務相が為替相場に言及したことを受けてドル高・円安方向に振れる局面もあったが、米経済指標の不振で早期利上げ期待が醸成されにくい中で、ドルの上値は限定的となった。

  午後3時40分現在のドル・円相場は1ドル=102円20銭付近。午前に102円83銭と2営業日ぶりのドル高・円安水準を付けた後は水準を切り下げ、午後の取引終盤には一時102円01銭までドル安・円高が進んだ。

  大和証券の亀岡裕次チーフ為替アナリストは、「麻生財務相の為替に関する発言を受けて、ドル・円はポジション調整的な動きになった」と説明。ただ、「警戒のトーン自体はそれほど強いわけでもなく、102円台という水準そのものもそれほど介入を警戒するレベルではない」と言い、ニューヨーク連銀のダドリー総裁が日欧の金融緩和がドルを押し上げたことに言及する中、「現実的に介入は難しいだろう」と話す。

  麻生財務相は2日午前の閣議後会見で、先週の日本銀行の金融政策決定会合後に円高で推移している為替相場について「最近の為替市場は極めて神経質な動きが見られる」とし、「為替の振幅が激しいことは経済に良くない」との見解を示した。その上で、安定的に動くよう常に緊張感を持って見守っていかなければならないと語った。

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