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豪中銀:政策金利を過去最低に下げ-低インフレや弱い雇用に対応

更新日時
  • オフィシャル・キャッシュレートの誘導目標を1.5%に設定
  • エコノミスト25人中20人が今回の決定を予想

オーストラリア準備銀行(中央銀行)は2日、政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートの誘導目標を0.25ポイント引き下げ、過去最低の1.5%に設定した。ディスインフレを食い止め、労働市場を支えるための措置。

  ブルームバーグがまとめた調査では、エコノミスト25人中20人が今回の決定を予想していた。市場でも0.25ポイントの利下げが見込まれていた。スティーブンス総裁は声明で、「インフレ率は依然極めて低い。労働コストの伸びが非常に抑制されていることや、世界的にコスト圧力が非常に小さいことを考慮すれば、こうした状態は当分の間続く見込みだ」と分析した。

  同総裁はまた、「労働市場の指標は幾分まちまちの様相を引き続き見せているが、短期的に緩やかな雇用拡大ペースと一致している」とした上で、「インフレ率が徐々に目標へと戻る中で、豪経済の持続的成長の見通しは金融緩和によって改善するだろうと政策委員会は判断した」と説明した。

  政策当局者らは100年に1度の鉱業ブームの終えんを乗り切るため、低金利と2013年のピーク時から下落している豪ドルを通じて観光や教育といったサービス産業によるスラック(たるみ)の一部解消を目指している。しかし豪経済の成長ペースは中銀の予想を上回っているものの、コアインフレと賃金の伸びは共に過去最低水準であり、豪ドルは1月中旬の安値から約10%上昇した。

  豪ドルはシドニー時間午後3時23分(日本時間同2時23分)現在、1豪ドル=0.7529米ドルと、中銀の決定発表前の0.7538米ドルから下落。3年物豪州債の利回りは一時、0.1ポイント下落し、過去最低の1.36%となった。

豪ドル相場

原題:Australia Cuts Rates to Record Low to Spur Inflation, Jobs (1)(抜粋)

(2段落目以降に総裁の声明などを追加して更新します.)
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