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【個別銘柄】MUFG安い、帝人や住友電工下落、ニッセンHは急騰

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2日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306):前日比5.9%安の512.3円。1日発表した4-6月期純利益は前年同期比32%減の1889億円と、市場予想の2250億円を下回った。マイナス金利政策の影響で本業の融資業務の利ざやが縮小したほか、市場混乱に伴い投資信託の販売手数料などが減少した。

  帝人(3401):7.8%安の355円。2017年3月期営業利益計画を580億円から前期比21%減の530億円に減額する、と2日午前に発表。先行投入費用の増加や為替前提の見直しを反映した。

  住友電気工業(5802):4.3%安の1376円。4-6月期営業利益は前年同期比4.1%減の212億円だったと1日に発表。モルガン・スタンレーMUFG証券では、第1四半期は総じて前年並み水準だが、部門ごとに事業環境はまちまちの印象で、全般に第2四半期以降に円高影響が本格化するリスクを考慮すれば進ちょく度としてはややネガティブと指摘。エレキやエネルギー関連の下振れ懸念などから、市場の期待値は上昇しづらい局面とみる。

  双日(2768):6.6%安の227円。4-6月期純利益は前年同期比21%減の84億2000万円と2日午後に発表。持分法による投資損益の減少などでエネルギー事業の利益が前年同期比15億6100万円減少した。

  ニッセンホールディングス(8248):30円(31%)高の126円でストップ高。セブン&アイ・ホールディングス(3382)が、同社を完全子会社化することを協議していると明らかにした。2日開催の取締役会に付議する予定。2日付の日本経済新聞朝刊では7&iHDが株式交換を実施する見通しと報じていた。

  日本光電(6849):14%安の2465円。4-6月期営業損益は4億1600万円の赤字に転落(前年同期は1億3200万円の黒字)したと発表。4-6月期の落ち込みや想定以上の円高推移を折り込み4-9月期営業利益予想を45億円から37億円へ減額修正した。前年同期比6.7%増益が一転して12%減益となる。みずほ証券は国内伸び悩みと海外不振の第1四半期はネガティブな印象と指摘。通期計画はやや強気と考えていたが、第1四半期発表時点での上期の修正は同証の想定外とみる。

  NOK(7240):7.8%安の1820円。1日発表の4-6月期営業利益は前年同期比97%減の3億7700万円だった。電子機器部品事業でスマートフォン向けなどの受注減少、為替影響などが響いた。SMBC日興証券は7月にガイダンスの下方修正が公表されていて改めてサプライズはないが、セグメント別に見ると苦戦した事業もあり、厳しい現実を実感と指摘した。

  大塚商会(4768):7.2%安の4910円。1-6月期営業利益は前年同期比3.3%増の239億円だったと発表。ゴールドマン・サックス証券は4-6月では売上高は5.6%増ながら営業利益は0.3%減にとどまり、想定以下だったと指摘。販売増と粗利益率改善の両方を実現することは容易ではなく、通期営業利益計画400億円の到達はやや難しくなったとみる。投資判断「売り」を継続し、目標株価を4650円から4600円へ下げた。

  伊藤忠テクノソリューションズ(4739):5.1%高の2547円。1日発表した4-6月期営業利益は前年同期比17%増の19億8300万円だった。サービス、開発・SI、製品全てのビジネスモデルで業績拡大した。ジェフリーズ証券は営業利益は同証予想の17億6000万円を大きく上回りポジティブと評価した。

  キーエンス(6861):3.5%高の7万5360円。16年6月期(3月21日-6月20日の3カ月変則決算)営業利益は492億円だったと1日に発表。前年同一期間は458億円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は同期として売り上げ、利益ともに過去最高を更新しポジティブと評価。評価した点については、円高で不透明感が増す国内でも安定的に増収を確保したことや、14年の成長が高水準だったことで15年には成長率が鈍化して見えた海外売り上げが全地域で2桁成長を示すなど、高成長路線に回帰していることなどを挙げた。

  日本曹達(4041):6.4%高の484円。発行済み株式総数の3.34%、金額で20億円を上限に自社株買いを実施すると1日に発表。同時に発表した4-6月期営業利益は前年同期比34%減の12億7300万円と、上期営業利益計画12億円を上回った。クレディ・スイス証券は、4-6月期の利益進ちょく率が高くポジティブと評価した。

  ホギメディカル(3593):5%安の6440円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は投資判断を「中立」から「アンダーウエート」に下げた。17年4月からプレミアムキットを含む新製品の生産が新工場で開始予定だが、依然今後の状況は不透明と指摘した。また、株価は7月に年初来高値を付けるなど、好調なパフォーマンスが続いており、下落リスクが高いとみる。

  日本精工(6471):4.3%高の919円。4-6月期営業利益は前年同期比45%減の146億円だったと1日に発表。円高の影響で自動車、産業機械事業とも減収減益だったが、三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、実質の営業利益の進ちょくは想定以上と評価。米訴訟和解金など一過性費用を除く営業利益は190億円程度と想定され、会社側の上期計画に対する進捗率は68%になると分析した。

  旭硝子(5201):3.9%高の610円。1日発表した1-6月期営業利益は前年同期比17%増の399億円だった。野村証券は原油ヘッジ評価益など一過性利益があったが、実質ベースでも利益は着実に拡大したと指摘。17年12月期にかけて営業増益が続くと予想し、同証の業績予想を増額した。

  あおぞら銀行(8304):7%安の357円。4-6月期純利益は前年同期比12%増の138億円と1日に発表した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は業務純益は前年同期比22%減と、減少幅が大きく、実勢は厳しい印象と指摘。7-9月期も米ドル調達コストが上昇し、利ざや縮小が続く懸念があるとみる。

  ベネッセホールディングス(9783):5.5%安の2355円。4-6月期営業損益は7億1800万円の赤字に転落した。前年同期は6億2300万円の黒字。主力の「進研ゼミ」や「こどもちゃれんじ」の会員数が減少した。  

  ニチレイ(2871):5.3%高の1033円。2日午後2時に発表した4-6月期営業利益は前年同期比67%増の74億4300万円だった。調理冷凍食品の販売が好調に推移した。

  メガチップス(6875):18%高の1334円。いちよし経済研究所は投資判断を「B(中立)」から「A(買い)」に、フェアバリューを1200円から1700円に上げた。MEMSタイミングデバイスの中期的な成長に向けた具体性が高まったと判断し、同証による18年3月期以降の利益予想を増額した。

  セントラル硝子(4044):8.1%安の407円。1日発表の4-6月期営業利益は前年同期比8.7%減の29億1300万円だった。建築用ガラスの増加などからガラス事業は黒字を確保したが、化学品やファインケミカルの低調などで化成品事業は減益だった。みずほ証券は化成品の滑り出しは想定以上に悪く、第2四半期に不安を残すと指摘。全身吸入麻酔原薬「セボフルラン」については、円高の影響などから売上高は10%超の減少となったと推察した。

  コメリ(8218):3.7%高の2476円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は投資判断を「中立」から「オーバーウエート」に上げた。課題はあるものの、第1四半期決算後の株価調整は行き過ぎと指摘。異業種を含め競合が激しさを増す中、第1四半期は値下げ先行となったが、第2四半期以降は取引先との仕入れ交渉や円高効果などで粗利率が底入れするとみている。

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