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PIMCO:日本の超長期国債、上昇局面は恐らく終わった

  • 日銀は限界に達したと正直知哉氏が指摘
  • 10年債の2日間の下げ幅はこの3年で最大

米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)は日銀が金融政策を最大限に推し進めた結果、日本の長期国債の記録的な上昇局面は終わった可能性が高いとの見方を示した。

  PIMCOの日本のポートフォリオ運用責任者、正直知哉マネージング・ディレクターは1日の電子メールで、日本の超長期国債利回りは恐らく底入れしたと指摘した。同氏はPIMCOのウェブサイトに先週掲載されたリポートで、「日銀は限界に達した」と述べていた。

  日銀のバランスシートは国債などの買い入れにより、この1年でドル建てで50%拡大し、4兆2600億ドル(約436兆円)に達した。日銀は先週、国債購入拡大とマイナス金利の深掘り見送りを決断し、当局者らには選択肢が尽きつつあるとの観測が強まった。

債券買い入れ

  日銀当局者らは次回9月の決定会合で「総括的」な検証を行うと表明し、政策を見直すべき時が来たと示唆。これを受け国債は先週末から1日にかけて売られ、10年債利回りは0.13ポイント上昇。投資家は日本国債が政策シフトに対しいかに脆弱(ぜいじゃく)かを思い知らされた。10年債利回りの2日間の上げ幅はこの3年で最大だった。

  正直氏は、債券購入と金利を活用しないとの今回の日銀の判断は債券利回りを低く押し下げ過ぎたと暗に認めたことを示すと分析。金融機関へのコスト、ひいては実体経済へのコストは増大したと電子メールで説明した。

  同氏は電子メールで、日銀は恐らく9月の決定会合で債券購入規模とマイナス金利を調整するだろうとの見方を示した。

原題:Pimco Says Japan Long Bond Rally Probably Over as BOJ Hits Limit(抜粋)

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