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米株市場で中小型株が今年に入り好調-国内経済への弱気な見方覆す

米国株市場の意外な一角で、アニマルスピリットが健在だ。

  もちろん、2016年をディフェンシブ業種が好調な年、利回り追求の年、低ボラティリティ(変動性)が支配的な年などとみることは可能だ。しかし、こうしたトレンドを根拠に米経済に弱気な見方を示す人は、国内景気の恩恵を通常受ける中小型株が今年に入り好調であることに注意する必要がある。

  それを最も端的に示している例がS&P中型株400種指数かもしれない。同指数は年初来で12%上昇しており、大型株で構成されるS&P500種株価指数のパフォーマンスを1月から連続して上回っている。これは1992年に記録した8カ月連続に次ぐ長さ。

  アナリストは公益株や通信株の上昇が示唆する景気の脆弱(ぜいじゃく)さを指摘しがちだが、中型株の強さからはこれとは異なった前兆を読み取ることができる。7月29日に発表された4ー6月(第2四半期)の米国内総生産(GDP)は前期比1.2%増と、市場予想の半分未満の伸びにとどまったこともあり、中型株の好調は安心要因だ。

  アルパイン・ファンド(ニューヨーク州パーチェス)のファンドマネジャー、マーク・スペルマン氏は「大まかな見方ではあるが、中小企業は米国経済へのエクスポージャーがより大きい」と分析。「中小型株が好調な時、それは米国経済が良好だという安心感と大きく関係している」と述べた。

原題:Booming Stock Market Raises Doubts That Smaller Shares Discredit(抜粋)

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