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4年で8兆円超、多過ぎないか-アップル起債で一部アナリストが疑問

  • アップルは7月28日、70億ドルを起債した
  • アップル社債への需要は圧倒的で同社の借り入れコストが低下

アップルが世界最大の社債発行体となった。同社社債に対する債券投資家の需要が強く、わずか4年で計800億ドル(約8兆2000億円)を超える規模の起債を行ったが、今や発行ペースが速過ぎ、調達額も大き過ぎるとの指摘が一部アナリストから出始めている。

  アップルは7月28日、70億ドルを起債。数十億ドル規模の社債発行としては2013年以降7回目で今年に入り3回目だ。投資家からの応募が殺到し、利回りは当初の提示水準を下回った。

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  ブルームバーグの集計データによれば、12年にはほぼゼロだったアップルの借入額は、保有現金の9倍のペースで増えている。集めた資金で同社は16年3月末までの5年間で1160億ドル相当の自社株買い戻しを実施。アップル社債への需要は圧倒的で、同社は毎年、借り入れコストを引き下げることができている。

  ムーディーズ・インベスターズ・サービスのアナリスト、ジェラルド・グラノフスキ氏は「健全かどうかの検証が必要だ」と指摘。アップルにとって「どのようなキャッシュバランスであれ」これだけの債務を抱えることは妥当ではないとの見方を示した。

  アップル広報のジョシュ・ローゼンストック氏はコメントを控えた。

原題:Apple’s Embrace by Bond Market Prompts Calls for Sanity Check(抜粋)

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