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サウジ:アジア向け原油調整金、10カ月で最大の引き下げ-供給過剰で

  • アジア向けアラビアンライトを8月積みと比較して1.30ドル値下げ
  • ブルームバーグ調査中央値では1ドルの値下げが見込まれていた

世界最大の石油輸出企業であるサウジアラビア国営石油会社サウジアラムコは、アジア向けアラビアンライトの調整金をここ10カ月で最も引き下げた。石油精製マージン低下と供給過剰が要因。

  サウジアラムコは7月31日、9月積みのアラビアンライト原油の調整金を、アジア地域の指標原油価格から1バレル=1.10ドル割り引く水準に設定した。ブルームバーグが集計したデータによれば、8月積みの調整金と比較して1.30ドルの値下げとなり、引き下げ幅は昨年11月以降で最大。ブルームバーグが石油精製会社や商社8社を対象に実施した調査の中央値では1ドルの値下げが予想されていた。

  エネルギー関連の商品に重点を置くヘッジファンド、アゲイン・キャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は7月31日の電話インタビューでアラムコの値下げについて、アジアの顧客企業を対象とした「市場シェア獲得競争」の一環と指摘。特に1月の制裁解除後に原油輸出を増やしているイランとの競合によるものと説明した。

原題:Saudis Lower Oil Price to Asia Most in 10 Months in Sign of Glut(抜粋)

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