ドイツ銀、ビク氏の侮辱罪問う訴訟目指す-ロンドンで予備審問

  • ビク氏の会社セバスチャンはドイツ銀に約2億9000万ドルの債務負う
  • ビク氏は昨年12月の裁判所証言で、資産隠しを否定

ドイツ銀行はノルウェーの実業家アレクサンダ ー・ビク氏の侮辱罪を問う法的手続き開始を認めるよう英国で申し立てた。

  同氏のセバスチャン・ホールディングスは2008年の市場崩壊時の取引をめぐり80億ドル(約8200億円)を失ったとして同行を訴えていたが、ロンドンの裁判所は13年にビク氏側の訴えを退け、トレーディング債務とドイツ銀の訴訟費用を支払うよう同氏に命じた。セバスチャンはドイツ銀に対し約2億9000万ドルの債務を負っている。

  ドイツ銀はその後、ビク氏が見せ掛けの信託をつくり、資産を親族らに移転したとして提訴。ノルウェーの裁判所は今年4月、同氏に関連するオスロのソフトウエア企業の株式を凍結するよう命じた。裁判所文書でビク氏は自身をモナコに住む富豪だと記している。

  ドイツ銀のソニア・トラニー弁護士はロンドンの裁判所で28日行われた予備審問で、ビク氏が「言い逃れのパターン」を続けているとし、同氏が「うそをついているとわれわれは考えている」と述べた。

  ドイツ銀はビク氏の身柄引き渡し命令の申し立て許可を求めており、これが認められれば同行が請求している情報をビク氏が提供しない場合に同氏に対する実刑判決につながり得る法的プロセスが始まる可能性がある。

  ビク氏は昨年12月、ロンドンの裁判所で証言し、資産隠しを否定。同氏のダンカン・マシューズ弁護士は28日の予備審問で、裁判所では「偏ったポイントが繰り出されている」と主張した。

原題:Deutsche Bank Says Billionaire Vik May Face Jail Over Debt (1)(抜粋)

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