クリントン氏:岐路にある米国、結束訴え-大統領候補指名受諾

  • クリントン氏は演説で共和党候補トランプ氏の批判を展開
  • 「米国は再び審判の時を迎えた」とクリントン氏-民主党全国大会

ヒラリー・クリントン前米国務長官は、ペンシルベニア州フィラデルフィアで開かれた民主党全国大会最終日の28日夜、大統領候補の指名を正式に受諾した。指名受諾の演説でクリントン氏は、米国は11月の大統領選に向けて重要な岐路に立たされていると述べた。

  米主要政党として女性初の大統領候補となったクリントン氏はその上で、共和党の大統領候補ドナルド・トランプ氏が米国の問題を解決できるのは自分だけだと発言したことを批判し、こうした傲慢(ごうまん)な態度は各有権者に警鐘を鳴らすものだと指摘した。

  

28日、米民主党全国大会で手を振るヒラリー・クリントン氏

Photographer: Daniel Acker/Bloomberg

  クリントン氏は、米国が激動の世界に直面していることを認めつつも、社会を構成する各集団が共通の目標に向けて協力することが同国の力の源泉だと発言。「米国は再び審判の時を迎えた」とした上で、「われわれを分裂させようと強い力が働いている。信頼と尊敬による結び付きがほころびつつある」と語り、結束を呼び掛けた。

  クリントン氏はトランプ氏批判を展開し、同氏の主張は恐怖と分裂をもたらすことに主眼が置かれていると指摘した。

  また、民主党全国大会では米国のテロとの闘いについてほとんど言及されなかったと、トランプ氏や他の共和党関係者が発言したことに関連して、クリントン氏は「トランプ氏は『自分は司令官よりもイスラム国(IS)に詳しい』と述べたが、それは間違いだ」と批判。「真の危機に見舞われた時、大統領執務室にいるのがトランプ氏だと想像していただきたい。ツイートで釣ることができるトランプ氏は核兵器を安心して委ねられる人ではない」と論じた。

  クリントン氏は外交政策について、ISを打倒すると言明。また世界の同盟国との関係を強化すると述べた。

原題:Clinton Rips Trump’s Temperament And Declares Herself Ready (1)(抜粋)

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