中国経済動かすのは金利ではなくマネーサプライ-米連銀研究員ら

  • 米中のエコノミストの報告書を全米経済研究所が公表
  • 分析は中国経済の回復ではなく漸進的な減速を示唆

米連邦準備制度の研究員らが開発した新たな予測モデルによれば、中国経済に影響を与えるのは金利よりもむしろ広範なマネーサプライ(通貨供給量)の変化だ。

  アトランタ連銀のパトリック・ヒギンズ、タオ・ツァ両氏と上海交通大学のカレン・チョン氏がまとめた報告書によれば、こうした結論は米国などの先進国で受け入れられている金利が重要だとの常識と矛盾する。全米経済研究所(NBER)がこの報告書を公表した。

  報告書は「経済全体に対する金利の影響は比較的弱く、M2の伸びの変化がずっと大きな影響を与えることが判明した」と主張、「中国のマクロ経済分析はこうした事実に基づく必要がある」とし、他の経済向けの画一的なモデルに頼るべきではないと論じた。

  この分析は中国経済について、回復ではなく漸進的に減速することを示唆しているという。同予測モデルに基づけば最も可能性の高い国内総生産(GDP)の行方は、今後5年間は6.5%前後の成長率。消費者物価は今年1.9%上昇、その次の4年間を1.7%上昇と想定。政策当局は消費者物価の伸び率目標を3%としている。

原題:China Money Supply Moves Growth More Than Rates in Fed Research(抜粋)

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