原油60ドルが50ドルに代わる基準-米石油会社の本格的な掘削再開

  • ヘスとアナダルコ、4-6月決算電話会議で60ドルの基準に言及
  • アナダルコCEO、来年は60ドルの水準維持と予想

米国の石油掘削会社にとって1バレル=50ドルに代わり60ドルが新たな基準となっている。

  ここ数十年で最大の原油価格下落に見舞われた石油・ガス会社は今年初め、掘削を再開するには原油価格が1バレル=50ドルに達する必要があるとの見方を示していた。原油価格上昇とコスト低下にもかかわらず、各社は今週、その基準を引き上げ、本格的な生産再開が可能になるためには原油価格が60ドルに達する必要があると説明した。

  エドワード・ジョー ンズ(セントルイス)のエネルギーアナリスト、ブライアン・ヤングバーグ氏は電話インタビューで「石油業界は、原油価格水準が維持されることにかなり自信を持てるようにならなければ増産を望まない。業界はこの活況・不況シナリオから抜け出す必要があることを学んだと思う」と指摘する。

  アナダルコ・ペトロリアムのアル・ウォーカー最高経営責任者(CEO)は原油価格が60ドルに達するのを期待する業界幹部の1人だ。27日の4-6月(第2四半期)決算に関する電話会議で「当社が60ドルの価格環境継続を心地良く感じるようになれば、資本を増やす可能性も高まる」と説明し、来年は価格がその水準を維持すると予想していると述べた。ヘスもリグ(掘削装置)稼働数を増やすためには原油価格が同様の水準に達することが必要との見方を示した。
  
原題:$60 Is the New $50 for U.S. Oil Drillers Contemplating Rebound(抜粋)

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