6月鉱工業生産は1.9%上昇-市場予想上回り2カ月ぶりプラス

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  • 「一部に持ち直しがみられる」と判断を上方修正-経産省
  • 予測指数は7月が2.4%上昇、8月も2.3%上昇

6月の鉱工業生産指数(速報値)は前月比で2カ月ぶりに上昇した。化学除く医薬品や輸送機械などを中心に大幅に反発した。

  経産省が29日発表した生産指数は1.9%上昇した。上昇幅は今年3月(3.8%)以来の大きさだった。ブルームバーグが集計したエコノミストの予想中央値は0.5%上昇だった。4-6月期は前期比横ばい。6月の出荷指数は1.2%上昇、在庫指数は横ばいだった。先行きの予測指数は7月が2.4%上昇、8月が2.3%上昇となっている。

  同省は基調判断を「生産は一進一退で推移しているが、一部に持ち直しがみられる」と、昨年9月以来の上方修正とした。

  生産は対象となっている15業種のうち13業種が増加した。前月、大幅に落ち込んだ化学が前月比4.0%と反動増となったほか、自動車や鉄道車両など輸送機械が1.6%増、橋りょうなど金属製品が5.0%増と上昇に寄与した。残る2業種のうち、石油・石炭製品は減少、半導体製造装置などはん用・生産用・業務用機械は横ばいだった。

  SMBC日興証券の牧野潤一チーフエコノミストは発表後のリポートで、生産の動向について「前月の減少の反動圏内」としながらも、自動車の供給問題が解消に向かっていることや、堅調な外需が下支えになることから「さらなる下振れリスクは小さい」とみている。

(発表内容とチャートを追加、コメントを差し替えます.)
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