ブラジル株:ボベスパ指数下落-決算嫌気しブラデスコ銀とGPA安い

  • 銀行のブラデスコとイタウが指数を最も押し下げた
  • 投資家は景気回復を見極める手段として決算を注視している

28日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は下落。ブラデスコ銀行と小売りのブラジレイラ・ジ・ディストリブイサン(GPA)の決算が振るわず、弱い内需がブラジルの景気回復を遅らせるとの懸念が再燃し、同指数は3週間ぶりの大幅安となった。

  ブラデスコと同業のイタウ・ウニバンコ・ホールディングが指数を最も押し下げた。電子製品および家電製品店やスーパーマーケットチェーンのパン・ジ・アスーカルを展開するGPAが指数採用銘柄で最も値下がりした。

  ブラジル株は今年、同国政府は財政を立て直し投資家の信頼を回復し得るとの期待から、31%上昇している。投資家は今週これまで企業決算から良い情報を収集できたが、28日の不振な結果は看過できないものだった。ブラデスコの4-6月(第2四半期)利益はアナリスト予想を下回った。パン・ジ・アスーカルは調査関連費用を調整した後の赤字が予想以上に膨らんだと発表した。

  証券会社ギジ・インベスチメントスのアナリスト、パウロ・エンリケ・アマンテア氏は「株は単に希望に基づいて大きく上げてきた。ブラジル経済の現状は極めて困難だ。新たなポジション形成には実際的な状況改善が必要だ」と語った。

  ボベスパ指数は前日比0.3%安の56667.12で終了。指数構成59銘柄中25銘柄が下落。ブラデスコは4.5%安。同行幹部を含む10人が税金逃れのための賄賂に関する捜査で容疑をかけられているとのブラジル紙バロール・エコノミコの報道内容を検察当局が確認した。ブラデスコは承知していないとしている。

  イタウは1.1%、ブラジレイラ・ジ・ディストリブイサンは10%それぞれ下落。ブラジル石油公社(ペトロブラス)は原油安を受けて下げた。

原題:Brazil Stocks Fall as Bradesco, GPA Quarterly Results Disappoint(抜粋)

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