米国株:S&P500最高値に接近-日銀決定、米GDP待ちで閑散

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28日の米国株は堅調となり、S&P500種株価指数は月間ベースで5カ月連続高となる見通し。日銀決定会合の結果や米国内総生産(GDP)の発表を控え、この日は薄商いだった。

  フェイスブックは上昇。同社の売上高と利用者の伸びはアナリスト予想を上回った。フォード・モーターは下落。四半期利益が予想に届かなかったことが嫌気された。

  S&P500種株価指数は前日比0.2%上昇して2170.06。今月22日に記録した最高値に0.2%と迫った。ダウ工業株30種平均は15.82ドル下げて18456.35ドル。

  USバンクのプライベート・クライアント・グループで地域投資マネジャーを務めるジム・デービス氏は「企業決算が材料だ。ただ、この材料もやや力不足になりつつある」と述べ、「上抜けるには何か非常に明るい手掛かりが必要だ。同時に手じまう理由もないことから、ひどい売り浴びせにはなっていない」と続けた。

  金融政策当局による追加刺激策の観測が株価を押し上げる中で、予想を上回る経済統計や総じて予想よりも良好な企業決算が発表されS&P500の支援材料となっている。同株価指数は
2月の安値からは18%値を戻し、年初来でも6%高となっている。これは先進国の主要株価指数のなかでも上位に位置する。
  
  S&P500種採用企業のうち今シーズンの決算を発表した企業の80%超で利益が予想を上回った。また売上高が予想を上回った企業は60%程度だった。アナリストの予想によると、S&P種企業の第2四半期決算は4.5%減益となっている。

  個別株は以下の通り。

  • マスターカードは上昇、調整後の利益が予想を上回った
  • ホールフーズ・マーケットは下落、売上高が予想に届かなかった
  • ダウ・ケミカルは上昇、利益が予想を上回った

 S&P500種セクター別10指数のうち6指数が上昇した。生活必需品が特に上昇した一方、電気通信サービスが売られた。シカゴ・オプション取引所(CBOE)ボラティリティ指数(VIX)は0.9%低下した。月間ベースでは19%低下と、3月以来で最も下げた。

原題:U.S. Stocks Climb Toward Record Amid Earnings With GDP on Tap(抜粋)

(第2段落を加え、第5段落以降を追加します.)
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