ユーロ圏:7月の景況感指数、予想に反して改善-英国がEU離脱選択も

  • 景況感指数は104.6に上昇、6月は104.4
  • 消費者信頼感指数も7月に改善

ユーロ圏では7月に景況感指数が予想に反して改善した。英国が6月の国民投票で欧州連合(EU)離脱を選択したことに伴う当初の影響は目立たない程度である可能性を示した。

  EUの欧州委員会が28日発表した7月のユーロ圏景況感指数は104.6と、6月の104.4から上昇。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査では103.5への低下が見込まれていた。

  国際通貨基金(IMF)は英EU離脱選択で世界的な景気下振れリスクが著しく高まったと警告したものの、世界各国・地域の当局者らはこうした悲観的な見方に屈していない。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、英国民投票が景気に及ぼす影響の当初見積もりは細心の注意を持って扱うべきだと発言。ECBは経済成長率とインフレの新たな見通しを9月に公表する。

  欧州委によれば、7月に幅広い業種で景況感が改善し、鉱工業の景況感指数は昨年12月以来の高水準を回復した。消費者信頼感指数は前月から楽観の度合いが低下した。

  ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査によれば、ユーロ圏の4-6月(第2四半期)域内総生産(GDP)は前期比0.3%増と、1-3月(第1四半期)の0.6%増から鈍化したもよう。EU統計局(ユーロスタット)は29日にGDP速報値のほか、6月の失業率と7月のインフレ率も公表する。

原題:Euro-Area Economic Confidence Unexpectedly Improves After Brexit(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE