日立:成長担う培養器やシャーレ、研究開発を強化-きょう決算発表

日立製作所の収益を生む最新装置は、従来同社が持っていた成長エンジンよりも、むしろ冷蔵室の中の小さな実験室のように見えるかもしれない。

  先月、日立の研究所でメディアに公開された幹細胞培養器はキャビネット程度の大きさだが、ノーベル賞受賞の京都大学山中伸弥教授が開発した眼や心臓の新たな治療法を迅速化する技術の活用を約束するものだ。それだけではない。日立を再生医療ビジネスの世界に送り出すこともだ。

  保有する特許の数では米ゼネラル・エレクトリック(GE)と独シーメンスの合計と肩を並べる日立にとり、これは最新の開発成果の一つだ。昨年度に投資リターンが海外の競合に及ばなかったのをてこ入れするため、研究に力を入れることを計画している。

  日立は4-6月期決算を29日に発表予定。今年度の研究開発費を約5%増の3500億円とし、収入に占める割合を過去5年で最大とする計画だ。昨年度は100の研究職を加え、ロボティクスや人工知能(AI)から自動運転や鉄道に至るまでの分野で拡大を支援する。

原題:Inside Hitachi’s Growth Machine: Tubes and Petri Dishes(抜粋)

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