ソフトバンク:アローラ氏に315億円支払い、副社長として2年在籍

ソフトバンクグループは28日発表した決算資料の中で、先に副社長を退任したニケシュ・アローラ氏に巨額の退任費用を計上したことを明らかにした。同氏の在職2年間の報酬総額は315億円に上る。

  資料によると、同社はアローラ氏の退任費用として68億2800万円を計上した。同氏はこれまで2年間の在職中に約246億円の報酬を受け取っていた。このほか、2014年12月にアローラ氏に付与したソフトバンク関連株式を107億4400万円で買い取った。

  アローラ氏はグーグルの最高事業責任者だった14年に、孫正義社長に請われてソフトバンクに入社。在籍中、インドなどのネット企業を買収したほか、中国のアリババ・グループ・ホールディングやフィンランドのゲーム会社、スーパーセルの株式売却など資産の入れ替えを主導した。孫氏の後継者候補だったが、孫氏が当面社長を続ける意欲を示したことから、在籍2年足らずでの退任となった。

  孫社長は28日の記者会見で、スーパーセルの売却やアリババの資金化は、それだけでも「十分な貢献」とアローラ氏の功績をたたえ、インドや中国での投資案件を一つ一つまとめたことも評価した。

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