中国、不良債権引当率で大手行のロビー活動はねつける-関係者

  • 中国が銀行に課している引当率の最低要件は150%
  • 国内大手行は要件引き下げを当局に求めている

中国銀行業監督管理委員会(銀監会)は、不良債権の引当率の最低要件を引き下げるよう求めている国内大手行による働き掛けを受け入れない姿勢を示している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。一部大手行は今年に入って、その要件に抵触した。

  情報が非公開であることを理由に同関係者が匿名で語ったところによると、銀監会はむしろ、引当率が最低要件の150%を割り込んでいる銀行に対して、比率回復に向けた措置を講じるよう促している。

  銀監会の対応は、レバレッジの高い中国金融システムのリスク抑制姿勢を同国当局が強化しつつあることを示す新たな動きだ。格付け会社フィッチ・レーティングスによると、中国の与信は2015年末時点で対国内総生産(GDP)比243%に膨らみ、この8年でほぼ2倍となった。

  関係者によると、銀監会は引当率の最低要件を維持するかどうか最終決定しておらず、将来的に引き下げる可能性がある。銀監会にコメントを求めるファクスを送ったが、現時点で返答はない。

原題:China Bank Regulator Said to Resist Push to Cut Loan Buffers (1)(抜粋)

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