仏BNPパリバ:4-6月利益、ほぼ横ばい-低金利響く

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  • 低金利の影響でコンシューマーバンキングが振るわず
  • 債券トレーディングは大幅に伸びたが株サービスの売り上げ減少

フランス最大の銀行、BNPパリバの4-6月(第2四半期)決算は、利益がほぼ横ばいとなった。債券トレーディングは大幅に伸びたが、株関連サービスの売り上げ減少で相殺された。また低金利の影響でコンシューマーバンキングが振るわなかった。

  28日の発表資料によれば、純利益は25億6000万ユーロ(約2970億円)と、前年同期から0.2%増加した。ブルームバーグがまとめたアナリスト7人の予想平均は22億ユーロだった。税引き前損益はビザ・ヨーロッパの持ち株売却益5億9700万ユーロなどの一時項目により2億8500万ユーロの黒字と、前年同期からほぼ変わらなかった。

  ジャンローラン・ボナフェ最高経営責任者(CEO)は発表資料で、BNPは「依然として困難な状況」の中でも「総合的かつ多角的なビジネスモデルのおかげで4-6月期の業績は好調だった」と説明した。

  BNPは資本増強の追加的措置を講じた後、今年は多くの欧州銀を上回る実績を挙げてきた。このため同行は、ドイツ銀行など競合行が進めているような証券部門の抜本的な再編をせずに済んでいる。しかし大手銀行は過去最低水準の金利とルール厳格化で利益が圧迫された上に、先月の英国民投票で欧州連合(EU)離脱が決まったことで市場の混乱や経済見通しの一段の不透明化にもさらされた。

  BNPの総収入は前年同期比2.2%増の113億2000万ユーロと、アナリスト7人が予想した110億ユーロを上回った。

  自己資本利益率(ROE)10%を目指すBNPの株価は年初来で17%下落している。39銘柄で構成されるブルームバーグ欧州銀行金融サービス指数は27%下げている。

  BNPの投資銀行部門の収入は前年同期から1.4%増加。英国のEU離脱決定を受けた市場の動揺の中、債券トレーディングが好調だった。債券トレーディング収入は17%増加したが、株式・プライムサービスの収入は19%減少した。

  普通株ティア1自己資本比率は3月末の11%から6月30日までに11.1%に上昇。今年前半のROEは9.7%だった。

  BNPは資本ベース強化に向け、米リテールバンキング事業の一部を売却する意向だ。BNPが保有するファースト・ハワイアンは最大4億8500万ドル(約508億円)規模の新規株式公開(IPO)を目指している。BNPはIPO後もファーストハワイアンの株式約85%を保持する方針。

原題:BNP Profit Is Little Changed as Low Rates Offset Bond Gains (1)(抜粋)

(3段落目以降に総収入や背景などを追加して更新します.)
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