不安定さ露呈した中国株急落、当局のさじ加減の難しさ浮き彫りに

  • 中国株式相場は27日、理財商品規制をめぐる報道を受けて急落
  • 当局は金融システムリスク低減を図っているが、行き過ぎへの懸念も

世界2位の規模の中国株式市場でボラティリティ(変動性)が再び高まりつつある。

  中国株式相場は27日に急落した。小型株から成る創業板指数は前日比5.5%安で引けた。中国銀行業監督管理委員会(銀監会)が理財商品に関する規制強化を検討しているとの事情に詳しい関係者の話が伝わったことが響いた。上海総合指数の短期のボラティリティは25日に2年ぶり低水準となっていたが、27日には2倍に上昇した。

  中国の規制・監督当局は金融システムのリスク低減を図りながら、それが行き過ぎて株式相場の急落を再び引き起こす事態を避けようとしている。しかし27日の株式市場の過剰反応は、当局が抱えている困難を浮き彫りにした。

  CLSAの中国・香港戦略責任者、張燿昌氏(香港在勤)は「多くの銀行が理財商品に投資し、その資金を株式市場につぎ込んでいる」と指摘。「その手法は透明性を欠いているので、当局が行動を起こそうとしている理由は理解できる。ただそれが過度の調整を招けば、当局は憂慮することになるだろう。最も優先されるのは、比較的安定した株式市場を維持することだ」と述べた。

原題:Trigger-Happy Stock Traders Show Why Regulation Is Hard in China(抜粋)

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