ドイツ銀に「競争上の優位性」、英EU離脱決定で-クライアンCEO

  • ロンドンとフランクフルトに主要拠点あるため顧客対応場所に柔軟性
  • ロンドンに欧州本社置く銀行は離脱後のEU市場アクセスを懸念

ドイツ銀行のジョン・クライアン最高経営責任者(CEO)は27日、主要拠点がロンドンとフランクフルトにあり、英国の欧州連合(EU)離脱交渉が英国のバンカーにどう影響するか次第で顧客対応の場所に関して柔軟性を持たせることができるため、同行には「競争上の優位性」があるとの見解を示した。

  クライアンCEOはアナリスト向け電話会議で、「当行はやや奇妙な形で競争上の優位性を得ることになる。これはわれわれが求めたものではなく、少し思いがけないことだ」と語った。

  欧州本社をロンドンに置く銀行の経営者らは、EUの単一市場への制約のないアクセスを維持するため、欧州大陸に多数の従業員を配置転換する必要が生じる可能性を懸念している。EUの法律では、域内で法人格を取得した銀行は加盟27カ国全てにおいて商品やサービスを提供することが可能。ドイツ銀はこうした「パスポート」と呼ばれる権利を英国がEU離脱で失うと想定している、とビジネス・インサイダーは今月19日に同行の内部文書を引用し伝えている。

  クライアンCEOは27日、「特にユーロ圏の顧客が域内拠点からのサービスを当行にますます求めてくるなら、当行は本社と本拠をユーロ圏の中心に置くためかなり良い立場になる」と述べた。

原題:Deutsche Bank CEO Sees ‘Competitive Advantage’ Following Brexit(抜粋)

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