欧州債:ドイツ超長期債、堅調目立つ-ECB債券購入が需要支える

27日の欧州債市場ではドイツ長期債が堅調。償還期限の長いドイツ国債の年初来のリターンは、期限の短い国債の9倍近くに上った。欧州中央銀行(ECB)の資産購入プログラムが高利回り国債の需要を創出している兆しがまた現れた。

  ブルームバーグ国債指数によると、償還期限が20年以上のドイツ国債の年初来リターンは約21%。これに対し利回りがゼロを割り込んでいる1ー10年の国債は2.4%にとどまっている。この日の入札で10億ユーロ発行した30年債の落札利回りは0.45%と、過去最低を記録したものの、利回りは引き続きプラス圏にある。

  ウニクレディトの債券ストラテジスト、エリア・ラトゥーガ氏(ロンドン在勤)は、ECBの量的緩和と全般的なリスク回避の環境を鑑みると、「長期債は強い需要を集めている」と説明。これらの国債は「とりわけ向こう数カ月にわたり支えられるだろう。経済見通しの不透明感が依然として高いほか、ECBが市場から債券の購入を続ける」と語った。

  ロンドン時間午後4時24分現在、ドイツ10年債利回りは前日比5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下のマイナス0.077%。これは1カ月ぶりの大幅低下。同国債(ゼロクーポン、2026年8月償還)価格は0.498上げ100.776。

  この日は30年物も買われ、利回りは7bp低下し0.40%。10年債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)は47bpと、13日以来の小ささとなった。同スプレッドは過去2週間にわたり縮小を続けている。

  30年債入札の応札倍率は1.47倍と、過去5年の平均と一致した。前週行われた5年債入札の応札倍率は1.03倍で、2011年以降で最も低かった。

原題:Germany’s Longest Bonds Outperform With ECB Seen Boosting QE(抜粋)

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