ドイツ銀、育てたい事業も減収-ヘッジファンド顧客の慎重姿勢で

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  • 「顧客活動の低下と市場の不透明感」で収入が減ったと説明
  • 株式セールス・トレーディング部門の収入は31%減

ドイツ銀行のプライムファイナンス事業は4-6月(第2四半期)に減収となった。撤退や縮小中の分野だけでなく同行が育てたいと望んでいる分野にも低迷が及んだ。市場の変動の大きさに加え顧客の慎重姿勢が影響した。

  ヘッジファンド向けサービスの同事業では「顧客活動の低下と市場の不透明感」で収入が減ったと、同行が27日の決算資料で説明した。同事業は株式セールス・トレーディング部門の一部で、部門全体は31%減収だった。

  ドイツ銀は株式トレーディング部門の重要部分であるプライムブローカー業務に力を入れている。債券トレーディングほど資本を必要とせず、さまざまなサービスで手数料収入を稼げるためだ。ドイツ銀は4月に取引相手方としての同行の信用力について顧客を安心させたとしていたが、資本水準への懸念がくすぶり続け4-6月期には顧客からの信頼に悪影響を与えたもようだ。

  ジョン・クライアン最高経営責任者(CEO)はウェブサイトに同日掲載した行員宛て書簡でドイツ銀の「財務力に対する疑念が示された」とし、そうした懸念に「根拠はないものの一部顧客を不安にさせ、われわれの業務を困難にした」と説明した。

  調査会社コーリション・デベロップメントのデータによると、ドイツ銀は2015年のプライムサービスの収入で世界の大手銀中4-6位を維持していた。

原題:Deutsche Bank Slump Hits Hedge Fund Unit It’s Trying to Grow (1)(抜粋)

(最終段落を追加します.)
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