スイスは富裕層の資産の逃避先としての魅力低下-ヒンドゥージャ氏

  • 富裕層の投資家はシンガポールとドバイに資産を移行へ
  • スイスがバンキングで重要な地位を維持できるとは思わない

スイスの税制をめぐる透明性が向上したことを受け、プライベートバンキングの拠点の一つとしての同国の重要性は低下するとの見方を、インドの資産家ゴピチャンド・ヒンドゥージャ氏が示した。同氏はジュネーブにある一族のプライベートバンクの株主。

  ヒンドゥージャ氏(76)は、スイスの資産の逃避先としての魅力が低下しているため、世界の富裕層は資産をドバイやカタール、シンガポールなどの国々に移しつつあると指摘する。同氏はロンドンを拠点とする投資家。

  同氏は22日、英バッキンガム宮殿に近い自身のオフィスでのインタビューで「人々は新たな資産の逃避先を見いだしている。スイスがバンキングにおいて重要な地位を維持できるとは思わない」と述べた。

  ヒンドゥージャ氏は、インドの非上場の複合企業ヒンドゥージャ・グループを支配する資産家4人兄弟のうちの1人。同社は5大陸で自動車や金融、メディア、エネルギー企業の株式を保有する。ブルームバーグ・ビリオネア指数によれば、兄弟の資産評価額は推計で総額144億ドル(約1兆5000億円)。

原題:Billionaire Hinduja Sees Switzerland Losing Luster for Wealthy(抜粋)

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