最も早い中国の7月データ、景況感の改善示す-鉄鋼指数は力強い伸び

  • 大企業と中小企業、販売担当者いずれの景況感も上向く
  • 民新PMIの発表が「無期限」停止され、判断材料は減少

中国経済が今月も安定化への動きをほぼ維持していることが、発表時期の最も早い民間指標で示唆された。

  民間調査に基づく3つの指標は全て、7月にわずかな改善を示した。大企業と中小企業の景況感がいずれも改善し、販売担当者も安定的な景気認識を持っていることが分かった。鉄鋼業の景況感の指数は力強く反発した。

  ただ中国経済ウオッチャーが景気を判断するための材料は今月、これまでより少なくなった。通常、毎月21日に発表されていた民新購買担当者指数(PMI)が「無期限」で取りやめとなったためだ。

  スタンダードチャータードの中小企業景況感指数は7月に55.5と、6月の55.2から改善。3カ月ぶりの上昇となった。マーケット・ニュース・インターナショナル(MNI)の中国企業景況感指数は7月に55.5と、6月の54.5から上昇。MNIの指数は大企業を対象としている。

  ロンドンに拠点を置く調査会社ワールド・エコノミクスが発表したセールスマネジャーの景況感を示す指数も51.7と、6月の51.6から、わずかながら上昇した。

  鉄鋼市場の景況感は意外にも大きな改善となった。中国に拠点を置くトレーダーや製鉄会社への調査に基づくS&Pグローバル・プラッツ・チャイナ・スチール・センチメント指数は53.71と、6月の15.92から大幅に上昇し、3カ月ぶりの高水準。楽観・悲観見通しの分かれ目である50を再び上回った。

原題:Earliest China Private Indicators Signal Sentiment Upswing (1)(抜粋)

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