LINE:1-6月は広告収入拡大で黒字転換、ポケモンGO注視

更新日時
  • 7-9月期も営業黒字を達成できる見込み
  • 6月末時点の月間利用者数は前年比4.1%増の2億2000万人

無料通信アプリを運営するLINE(ライン)が27日、上場後初の決算として発表した1-6月期の連結純損益は、広告収入が増加したことなどにより前年同期の赤字から黒字転換した。

  決算資料によると、1-6月期の連結純損益は26億円の黒字で、前年同期の53億円の赤字から好転した。営業損益も134億円の黒字(前年同期9億円の赤字)となり、売上高は673億円(同562億円)に増加した。ブルームバーグが試算した4-6月の純利益は27億円、営業利益は80億円。今期(2016年12月期)の業績予想は開示しなかった。

  ラインは7月、日米で上場し、初値をベースとした時価総額は1兆円を超え、IT企業としては今年の世界最大の新規株式公開(IPO)となった。同社の主要市場である日本、台湾、タイ、インドネシアの4カ国での成長を目指しており、調達資金はインドネシアでのユーザー増や人工知能技術の開発などに投入する方針だ。韓国のポータルサイト運営会社、ネイバーが83%の株式を持つ。

  出沢剛社長は世界でヒットしているスマホゲーム「ポケモンGO」について「ある程度の時間の奪い合いにはなる」とし、影響を注視すると述べた。また「社会現象を巻き起こす力がゲームにある。同じ業界にいるものとしては夢があり、心強い」と話した。

  1-6月期のLINE広告売り上げは、195億円で前年同期比76%増加した。7-9月期も営業黒字を達成できる見込みという。6月末時点の月間利用者数は前年同期末比4.1%増の2億2000万人となった。

(第4段落に社長コメントを追加しました.)
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