エラリアン氏:米当局の低金利維持、「巻き添え被害」もたらす恐れ

独アリアンツの主任経済アドバイザー、モハメド・エラリアン氏は、米金融当局は極めて低い水準での政策金利の維持に伴うリターン減少や、政策アプローチが「意図しない影響」をもたらす可能性について認識する必要があると指摘した。

  エラリアン氏は26日、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで「金融当局があまりに低い水準で政策金利を維持し続けた場合、巻き添え被害をもたらすリスクがある」とし、「構造的な逆風が強ければそれだけ、中央銀行の刺激策の効果は弱まる。皮肉なことではあるが、これが現在、米金融当局内で広がりつつある認識だ」と述べた。

  また、連邦公開市場委員会(FOMC)は今週の政策会合で、低調だった5月の雇用統計を例外と見なすこともあり得ると語った。雇用者数の伸びは6月に加速し、今年最大となった。

  ブルームバーグ・ビューのコラムニストでもあるエラリアン氏は、「米国は循環的問題と同じくらい多くの構造的問題を抱えている」とし、「高成長を伴った金融安定は、金融当局ではなく、他の政策当局の手に委ねられている」と述べた。

  このほか、来年に米経済がリセッション(景気後退)に陥る確率は30%、英経済では「50%を大きく超える」と予想。英国民投票での欧州連合(EU)離脱選択に伴い貿易関係が不透明になるためだと説明した。
  
原題:El-Erian Says Fed Risks ‘Collateral Damage’ by Keeping Rates Low(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE