欧州債:ドイツ国債ほぼ変わらず、中銀会合を控え様子見強まる

26日の欧州債市場ではドイツ10年債がほぼ変わらず。主要中央銀行の政策決定会合を週内に控え、様子見姿勢が強まった。

  欧州株安を背景に、欧州債の指標とされるドイツ10年債利回りは約2週間ぶりの低水準を付ける場面もあった。英国が先月の国民投票で欧州連合(EU)離脱を選択したことで世界的な景気減速への懸念が高まり、当局者がどれだけの規模の刺激策を打ち出すかの兆候を見極めようとする中、この日は売り買いが交錯した。

  欧州中央銀行(ECB)は先週、金融政策を維持した。だが、9月会合で量的緩和(QE)プログラムを拡大するとの観測があり、域内の国債の支援材料となっている。ECBの25日発表によれば、7月22日終了週に同中銀は資産購入ペースを加速した。

  INGグループ(アムステルダム)のシニア金利ストラテジスト、マルティン・ファンフリート氏は、ECBは「公的セクター債券購入プログラム(PSPP)のペースを減速させる兆候をほとんど見せていない」とし、「英EU離脱選択後のQE拡大による実際の買い入れと期待」が中核国債を支え続けていると語った。

  ロンドン時間午後4時28分現在、ドイツ10年債利回りは前日比ほぼ変わらずのマイナス0.027%。一時はマイナス0.063%と、14日以来の低水準を付けた。同国債(ゼロクーポン、2026年8月償還)価格は100.27。前日まで6月16日以来となる3日続伸を果たしていた。

  ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査によれば、米当局は27日に政策金利を据え置き、日本銀行は29日の金融政策決定会合で緩和拡大に動くとそれぞれ見込まれている。

原題:Germany’s Bonds Halt Gains as Investors Prepare for BOJ, Fed(抜粋)

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