アジア・太平洋株式サマリー:上海総合が大幅高、香港も上昇-インド反落

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。

【中国・香港株式市況】

  26日の中国株式市場で、上海総合指数は2週間ぶりの大幅上昇。国内経済が安定化しつつあるとの楽観的観測が広がる中、消費者関連株が上げを主導した。香港市場ではカジノ株を中心に値上がりし、ハンセン指数が今年の高値を更新した。

  上海総合指数は前日比1.1%高の3050.17で終了。乳製品メーカーの内蒙古伊利実業集団(600887 CH)はこの2カ月近くで最大の上げ。上海汽車集団(600104 CH)など購買で消費者裁量の大きい商品や製品を扱う企業の株価が上昇した。

  香港市場ではカジノ運営のサンズ・チャイナ(金沙中国、1928 HK)が3月以来の大幅高。マカオで同社の一般客向けカジノ収入が2年ぶりに増加したとの発表が好感された。

  第一上海証券のストラテジスト、ライナス・イップ氏(香港在勤)は「債券利回りが低水準にとどまり、システミックリスクも抑制されている中で、債券から株式への資金フローが見られている」と指摘。「一段高となるかどうかはマクロ指標次第だろう」と述べた。

  香港のハンセン指数は0.6%上昇し、昨年12月24日以来の高値で引けた。中国本土株から成るハンセン中国企業株(H株)指数は0.3%高。

(上海総合指数のグラフ:SHCOMP <Index> GP YTD)
(ハンセン指数のグラフ: HSI <INDEX> GPO)

【インド株式市況】

  26日のインド株式相場は反落。指標のS&P・BSEセンセックスを約1年ぶり高値まで押し上げた最近の相場上昇は業績見通しに照らして行き過ぎとの懸念が広がった。

  製薬会社ドクター・レディース・ラボラトリーズは8カ月ぶり大幅安。4-6月(第1四半期)純利益が76%急減したことが嫌気された。乗用車メーカーのマルチ・スズキ・インディアは1カ月ぶりの大幅下落。4-6月期の営業マージン縮小が売りを誘った。二輪車メーカーのヒーロー・モトコープは6週間ぶり大幅安。指数構成銘柄の中で、インドステイト銀行とICICI銀行の下落率が大きかった。

  センセックスは前日比0.4%安の27976.52で終了。海外勢によるインド株の買いが膨らむ中、2月安値からの22%上昇で指数構成銘柄の株価収益率(PER、予想収益ベース)は1年3カ月ぶり高水準に達した。4-6月期決算発表済みの指数構成銘柄で10社中6社の業績が予想を下回っている。

(S&P・BSEセンセックスの動向: SENSEX <Index> GPO D)

【オーストラリア株式市況】

  S&P/ASX200指数は前日比0.1%高の5537.47。

(S&P/ASX200指数のグラフ: AS51 <INDEX> GP)

【韓国株式市況】

  韓国総合株価指数は前日比0.8%高の2027.34。

(韓国総合株価指数の日中価格グラフ: KOSPI <INDEX> GIP)

【台湾株式市況】

  台湾の加権指数は前日比0.4%高の9024.79。

(台湾加権指数のグラフ: TWSE <INDEX> GP D)

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