中国減速で痛撃受けた宝飾品最大手の周大福、米国で卸売事業計画

上場している宝飾品チェーンとして世界最大手、香港の周大福珠宝集団は小売店へのダイヤモンド販売で米国事業を拡大する計画だ。中国の景気減速の影響でぜいたく品の販売が打撃を受け、同社の利益は急減している。  

  周大福の黄紹基マネジングディレクターは、今後1年以内に米国で新たに卸売事業を始める予定だと説明。事業の実現可能性を調査するチームを既に編成したと述べた。周大福は主に自社ブランドのダイヤの宝飾品をフランチャイズ加盟店に販売するハーツ・オン・ファイアを米国部門として持つが、新事業はそれとは異なり、研磨したダイヤや原石を他の小売企業に販売するという。

  周大福の前期(2015年4月-16年3月)の純利益は46%減少した。

  UOBケイヒアンのシニアアナリスト、ハンナ・リ氏(香港在勤)は「周大福の戦略は中華圏市場での自信の乏しさを映している」とコメント。「自分たちがよく知っている市場での拡大でなく、事業ネットワークを広げるのに多くの時間を要する新市場でのよりマージンの低い卸売業を検討している」として、困難を伴う可能性を指摘した。

原題:Chow Tai Fook Plans U.S. Wholesale Business as China Slows (1)(抜粋)

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