中国、人員整理を容易にすれば労働の流動性は向上-求人サイトCEO

  • 不完全雇用や乏しい流動性、スキルのミスマッチは大きな問題-郭氏
  • 人材や労働力を動かすより良いチャンネルが存在すべきだ-郭氏

中国経済を効率化するとともに、過剰生産能力の抑制を目的に人員を削減している国有企業で職を失った人々に新たな雇用を提供するには、労働法を改正し、企業の人員整理を容易にすることが最善の方策の1つだ。中国で主要求人ウェブサイトを運営する智聯招聘の郭盛最高経営責任者(CEO)はこう指摘した。

  郭CEOは、中国の雇用は比較的堅調で安定しているように見えるが、不完全雇用や労働者の流動性の乏しさ、スキルのミスマッチが労働市場にとって大きな問題だと分析。同CEOはインタビューで、「人員整理は常に難しいものだが、整理せずにこうした問題を解決することはできない。各地域や各企業を横断して人材や労働力を動かすより良いチャンネルが存在すべきだ」と説明した。

  中国当局は大量解雇を特に有害とみており、社会不安のリスクを抑えるためこれを回避したい考えだ。こうした安定への欲求と、不採算に陥っている国有企業が余剰人員を削減する必要性とのバランスも取らなければならない当局者にとって、これが懸念材料になっている。こうした状況では人々がふさわしくない仕事に従事し続けることになり、より広範な経済改革の中で労働市場の流動性を高める必要があるときに同市場の活力を削(そ)ぐことにもなる。

  経済環境を理由に20人を超える人員を削減する場合、企業はまず地方政府当局者から承認を得なければならない。貧弱な退職パッケージも抗議活動や時には暴力の原因になっている。

原題:China Job Website CEO Says Firing More Easily Helps Labor Market(抜粋)

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