米民主党大会:サンダース氏がクリントン氏支持表明-融和訴え

更新日時
  • 「ウィキリークス」が公開した電子メールで党内対立が表面化
  • サンダース氏は抗議を控えるよう呼び掛けたが支持者は聞き入れず

米民主党全国大会が25日から4日間の日程で、ペンシルベニア州フィラデルフィアで始まった。内部告発サイト「ウィキリークス」が22日に公開した電子メールで、党全国委員会(DNC)の幹部がヒラリー・クリントン前国務長官に肩入れしていたことが明らかになり、怒りを募らせたバーニー・サンダース上院議員の支持者と、クリントン氏の支持者の対立が大会初日、早速表面化した。

  サンダース氏は代議員らに自分はクリントンを支持すると表明したものの、支持者らは抗議を控えるよう求めるサンダース氏の呼び掛けを聞き入れず、全米中継される同大会で国民に団結を示そうとした党のもくろみは崩れた。

米民主党全国大会の出席者

Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

  サンダース氏は支持者らに11月の大統領選でのクリントン氏への投票を直接訴えることはしなかったものの、重要課題に関するクリントン氏の公約を高く評価。クリントン氏が次期大統領として連邦最高裁判事を指名することの重要さを強調した。またクリントン氏と共和党候補のドナルド・トランプ氏との立場の違いは明確であり、米国は国民生活を分断するのではなく、向上させる指導者を必要としていると語った。

  サンダース氏は大会会場のウェルズ・ファーゴ・センターでのスピーチで、「今度の大統領選は、米国が直面している真の問題を理解し、大言壮語や恐怖による誘導、中傷、不和ではなく、真の解決策を提示しているのどちらの候補であるかを問うものだ」と述べ、「こうした基準に従えば、アイデアとリーダーシップからみてクリントン氏こそが次期大統領になるべきだと、客観的に判断できるだろう。トランプ氏とは大違いだ」と論じた。

  DNCのデビー・ワッサーマンシュルツ委員長は党大会前日の24日に辞任を発表したものの、サンダース氏支持者らの怒りは収まらなかった。

  党関係者によれば、クリントン、サンダース両陣営の代表が対立回避に向け、25日午後に緊急会合を開いた。会合後、サンダース氏は自分を支持する代議員らに、抗議を控えるよう訴えたが効果はほとんどなかった。この日の午後、党の綱領は採択された。

原題:Sanders Backs Clinton After Fractious Opening of Convention (1)(抜粋)

(サンダース氏の発言内容などを追加して更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE