米国株:最高値から反落-エネルギー株安い、中銀会合に注目

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25日の米国株は最高値から反落した。原油値下がりを受けてエネルギー株が売られた。投資家は今週開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の定例会合と日本銀行の金融政策決定会合に注目している。

  S&P500種株価指数は前営業日比0.3%安の2168.48。ダウ工業株30種平均は77.79ドル(0.4%)下げて18493.06ドル。

  ハイマーク・キャピタル・マネジメントのリサーチディレクター、トッド・ローウェンスタイン氏は「英国の欧州連合(EU)離脱選択に伴う混乱を乗り越え、過去最高値まで値上がりした後で若干下げたに過ぎない」と述べ、「中央銀行が一段の緩和策を発表するとの根拠のない楽観がある。企業利益も予想を上回り、相場は上昇していた。ここにきてようやく、これまでの上昇を消化する機会があり、その影響で若干売られた」と続けた。

ニューヨーク証取

Photographer: Eric Thayer/Bloomberg

  この日のエネルギー株は2%安と、ここ1カ月で最大の下げとなった。チェサピーク・エナジーやデボン・エナジーはいずれも下落。素材株も安い。ドル上昇に伴いドル建て資産の需要が後退した。

  ヤフーは2.7%安。同社が中核資産に位置付けるウェブ事業の売却先である米ベライゾン・コミュニケーションズも安い。マイクロン・テクノロジーは上昇。ポイズンピルを導入したことが好感された。

  S&P500種は22日までの10営業日で7度、最高値を更新した。4四半期続いた企業の減収から脱却しつつある兆しが示されたほか、利益回復も近いとの楽観が広がった。

  S&P500種は年初来で6.4%上昇。2月の安値からは19%値を戻した。予想を上回る企業決算が発表され、トレーダーの間では今年12月までの利上げを織り込む確率は45%と、7月初めの12%から上昇した。

  今週のFOMCでは金融政策の据え置きが予想されている。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は確実な兆候を確認するまで慎重な姿勢を維持している。

  LPLファイナンシャル(ボストン)のチーフ経済ストラテジスト、ジョン・カナリー氏は「今週の鍵は決算だが、FOMCや日銀、さらに民主党大会もある。相場を左右する材料が多くある」と述べ、「株価は最高値を更新し、バリュエーションはピークをつけた。ここからさらに株価が上昇するためには極めて良好な決算が必要だ」と続けた。

原題:U.S. Stocks Retreat From Highs as Crude Hits Energy Shares(抜粋)

(第4段落以降を追加します.)
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