ドイツも緊張、1週に4件の襲撃事件-異常事態に国民は神経尖らせる

ドイツでは1週間の間に4件の襲撃事件が起こるという前代未聞の事態に緊張が高まり、政府は事件阻止を求める圧力にさらされている。

  最後の事件は24日夜遅くにバイエルン州の街アンスバッハでの音楽祭で起こった。27歳のシリア人難民男性が会場の入り口付近で自爆、近くにいた12人が負傷した。

   22日にはミュンヘンのショッピングセンターで18歳の男が銃を乱射し9人を殺害した後、自殺した。警察によれば、ドイツとイランの二重国籍を持つこの容疑者にはテロ組織との明らかな関係はなかった。24日にはなたを持った21歳の男がシュツットガルトの南方の街で妊婦を殺害する事件があり、この男もシリアからの難民だった。18日には過激派組織「イスラム国」の影響を受けたとされるアフガニスタン難民の男がビュルツブルク近くの列車内で乗客をおので襲い、2人にけがをさせる事件が起きていた。

A policeman with a machine gun stands guards in Ansbach, Germany, 25 July 2016.

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  ドイツ政府のデマ-報道官は25日記者団に「週末に起こった事件に動揺している」とした上で、メルケル首相はベルリン郊外の滞在先で事態の展開を注視していると述べた。4つの事件の動機については「明確な像が見えない」と付け加えた。

  ドイツはこれまでのところ、パリやブリュッセル、ニースを襲ったような大規模なテロは免れている。だが、一連の事件で移民に関するメルケル首相の姿勢に対する風当たりが再び強まる恐れがある。

  与党会派の一員で議会の内務委員会に所属するシュテファン・メイヤー議員は25日BBC放送とのインタビューで、「国民は神経を尖(とが)らせている」とした上で、22日の事件は移民政策とは無関係であり、メルケル首相の政策を非難するのは筋違いだと強調した。

 

原題:Germany Put on Edge After Unprecedented String of Attacks (2)(抜粋)

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