年初来リターン15%のファンド、現金積み増し-債券市場の魅力低下

イートン・バンス債券ファンドを運用するキャサリン・ガフニー氏は、利回り追求の動きを背景に債券市場の魅力が低下していると指摘した。2015年にリターンがマイナスとなっていた同ファンドは、今年に入りプラスのリターンを上げている。

  マイナス金利となった欧州や日本の代替投資先が求められる中、米10年国債利回りは今月に入り過去最低水準に低下。ブルームバーグのエコノミスト調査によると、26-27日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利の据え置きが見込まれている。

  ガフニー氏(ボストン在勤)は22日、ブルームバーグテレビジョンで「私は実際、現金を積み増している」と指摘し、「利回り追求に伴い、市場での妙味が低下している」と語った。インカムを求める動きが社債や新興市場債など、米国債以外にも広がっているという。

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーのデータによれば、米10年債利回りは日本時間午後1時19分現在、1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.58%。今月6日には過去最低の1.32%に達した。

  ブルームバーグ集計のデータによると、イートン・バンス債券ファンドの年初来リターンはプラス約15%。昨年のリターンはマイナス1.8%と、同様のファンドの中で最下位近くに沈んでいた。

原題:Eaton Vance Fund Stockpiles Cash After Making 15% on Bond Rally(抜粋)

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