アップルが中国で直面する問題-地元メーカーの安い端末で機能十分

  • 中国都市部の市場シェア、華為技術がアップル抜いてトップ
  • 26日発表のアップルの4-6月決算は減収が見込まれている

中国・北京在住の聂淼(ニエ・ミャオ)さんにとって、米アップルの新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)6S」に5000元(約7万9400円)を費やすという「選択肢は全くない」。

  なぜなら、月給7000元の大半は昨年購入したアパートの住宅ローン支払いに充てるからだ。それに、2000元の華為技術の携帯電話に十分に満足している。

  29歳の聂さんは、中国市場で地元メーカーに押されているアップルが直面する問題をまさに体現している。アイフォーン6の発売から2年近くたつが、この間に中国の華為技術や小米などのライバル企業は仕様が同様でも価格が安い製品を開発してきた。一方、アイフォーン6がこれまで比較的成功したことで、アップルはその成長ペース維持がかえって難しくなっている。

  アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)が4月に予想した2四半期連続減収の実際の度合いは、26日発表の4ー6月(第3四半期)決算で明らかになる。中国での売上高はアップル全体の約4分の1を占めており、同国での悪化は減収の大きな要因となる。

  今月公表されたカンター・グループの調査によると、3ー5月に華為技術は中国都市部の市場シェアでアップルを抜いて首位に立った。広東欧珀移動通信(OPPO)のシェアは4倍の8%となった。

  みずほセキュリティーズのアナリスト、アベイ・ランバ氏(サンフランシスコ在勤)は「格安の携帯電話の機能が十分良くなっている」と指摘。「アップルは高価格端末では好調だが、高価格端末市場はそれほど大きく成長していない」と述べた。

  中国本土と台湾、香港から成る大中華圏の売上高は1ー3月(第2四半期)に26%減少し、アップル全体の売上高13%減に大きく響いた。アナリストは4ー6月の全体の売上高が前年同期比で15%減少すると予想している。

原題:Apple’s China Problem Is That Local Phones are Good -- and Cheap(抜粋)

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