国有企業に海外起債促す-資本流出阻止狙い中国政府が対策

  • 一部の大手国有企業によるドル建て起債が4-6月に急増
  • 発改委は先月、銀行など21社の外貨建て債発行要件を緩和

中国で「ナショナルチーム」の役割が一段と高まっている。人民元と本土株の下落を食い止めようと中国政府系の事業体がここ1年繰り返し市場に乗り込んできたが、今は海外で資金を調達し、それを本土に持ち込むことで資本流入を支援している。

  中国最大級の国有会社の一部によるドル建て債発行は4-6月期に187億ドル(約1兆9900億円)と、記録的水準になった。それまでの4四半期の平均を約80%上回る。対照的に中国企業全体の発行は11%減少。元安が海外での起債コストを押し上げている。

  中国国家発展改革委員会(発改委)は先月、国内最大級の銀行を含めた21社に必ずしも最初に認可申請をせずに外貨建て債を発行することを認めた。発改委によれば、政府は海外で調達した資金を人民元に交換することをこれら企業に奨励している。

  ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループの大中華圏担当エコノミスト、胡志鵬氏(シンガポール在勤)は、「資本流出圧力に対抗する政策努力を反映している。大企業に海外で資金調達を要請することが地合いと他企業の見通しを落ち着かせることに寄与する可能性がある。パニック的な資本流出の阻止に役立つかもしれない」と述べた。

原題:China State Firms Help Offset Outflows With Overseas Debt (1)(抜粋)

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