米ペイパルの株価下落-ビザとの合意が利益率圧迫との懸念で

22日の米株式市場でペイパル・ホールディングスの株価が一時9.2安となった。ビザとの新たな合意に伴うコストへの影響が懸念された。

  両社が21日発表した合意によれば、ペイパルは今後、「ビザ手数料の長期的な確実性」などのインセンティブと引き換えに、より多くのデータをビザと共有するほか、顧客がアカウントをビザカードにリンクさせるのを妨げないことにも同意した。

  アナリストらは21日遅く、より多くの決済がペイパルにとってコストが割高なビザのネットワークを通じて行われることに伴う経費面の影響について、ペイパル幹部らに説明を求めたが、不透明性を解消するような回答はなかった。

  エドワード・ジョーンズのアナリスト、ジョシュ・オルソン氏は、ペイパルの「経営陣が費用を数値化せず、投資家は最悪の事態を想定している。売りは行き過ぎだ」と述べた。

  アナリストらは長年対立してきた両社の緊張緩和については好意的に受け止めたものの、ペイパルの収益性への影響に懸念を示した。

  UBSのアナリスト、エリック・シェリダン氏は22日の投資家向けリポートで、「取引にかかわる費用の増加の結果、長期的に利益率への圧力は強まると予想する」と記した。同氏によると、ペイパル幹部らは来年からのコスト増を見込んでいるという。

  ペイパル株は一時9.2%下げ36.43ドルを付けた。

原題:PayPal Shares Fall on Concern Visa Deal Will Hit Profit Margins(抜粋)

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