銅投資、世界経済の力強い見通しを示唆-ファンドの買い越し増加

  • 資産運用会社の銅相場上昇を見込む買越残高、3倍余りに膨らむ
  • 中国の不動産セクターの伸びが銅需要をけん引

世界情勢が最近、混乱しているにもかかわらず、世界経済はかなりの回復力を見せるとみられている。少なくとも金属投資家はそう示唆している。

  ここ約4週間に、英国民投票で欧州連合(EU)離脱が決定されたほか、トルコではクーデターが失敗、米国ではドナルド・トランプ氏が共和党の大統領候補に指名された。そんな中、ヘッジファンドは経済成長への依存度が高い銅への投資を増やしている。ヘッジファンドなど資産運用会社の銅相場上昇を見込む買い越しは先週、3倍余りに増加した。

  楽観的な見通しをけん引しているのは世界最大の金属消費国である中国だ。中国税関総署が先週発表したデータによれば、中国の1-6月(上期)の銅輸入は過去最高水準に達した。中国の不動産セクターは4-6月(第2四半期)に同国の経済全体を上回るペースで成長した。ウッド・マッケンジーによれば、建設業界は世界の銅需要の約30%を占める。

  米商品先物取引委員会(CFTC)が22日発表したデータによれば、投機家による銅の先物とオプションの買越残高は19日終了週に1万8284枚と、前週の4868枚から増え、3月29日以来の高水準に達した。

原題:Dr. Copper Signals Brave New World Economy View as Funds Jump In(抜粋)

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