米国債市場は英EU離脱ショックを脱却、利上げ観測が再浮上

  • 金利先物市場に織り込まれた年内利上げ確率、6月23日以来の高水準
  • 米金融当局、英EU離脱選択後初のFOMCを今月26-27日に開催

フェデラルファンド(FF)金利先物市場は、英国の欧州連合(EU)離脱の選択が起こらなかったような様相を呈している。

  ブルームバーグの集計データによると、金利先物市場に織り込まれた米金融当局による年内利上げの確率は今週、47%を付け、英国民投票が実施された6月23日以来の高水準に達した。

  英国のEU離脱選択を受けた安全資産需要の高まりで米10年債利回りは7月6日に過去最低の1.32%を付けたが、その後は6月の雇用者数や小売売上高が予想を上回るなど国内経済の強さが示されたため、米国債の値上がりの大部分は帳消しになった。シティグループの米経済サプライズ指数は2014年12月以来の高水準に達し、米金融当局の政策バイアスを示すブルームバーグの指数はプラス圏に入り、引き締めバイアスを示している。米金融当局は今月26ー27日、英国のEU離脱選択後で初の連邦公開市場委員会(FOMC)を開く。

  米国みずほ証券のチーフエコノミスト、スティーブン・リチュート氏は「米当局は利上げが必要だと確信しており、その機会を引き続き探っている」と指摘。「ここにきてリスクバランスはかなり均衡しているようだ。インフレ関連のリスクは上向きだ」と付け加えた。

原題:Brexit Shock Erased for Treasuries as Fed Rate Bets Make U-Turn(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE