欧州債(22日):スペイン債に買い、ドイツ国債とのスプレッド縮小

22日の欧州債市場ではスペイン国債が上昇。ユーロ圏周辺国の債券に投資機会を求める投資家らは、スペインに注目している。同国に8カ月ぶりに政権が誕生する見通しとなる中、前日の3年債入札で落札利回りが初めてゼロを割り込んだことが背景にある。

  スペイン10年債のドイツ国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)が今週縮小し、年初来の最小となった。この日のスプレッドは114ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)で、15日から8bp縮小。前週の縮小幅は11bpだった。スペインは21日に5年物と30年物の国債も発行した。

  イタリア国債はここ2週間、低迷している。同国銀行業界の危機のほか、レンツィ首相の将来に影響し得る10月の国民投票への懸念が高まっているためだ。

  ノルデア銀行のチーフストラテジスト、ヤン・フォンゲリッヒ氏は、スペインでは「政治リスクが少なくともある程度は後退した」とし、「イタリアをめぐる懸念もスペイン債を支えている。ある意味、イタリアとスペインの国債は同じ投資家をめぐり競い合っている」と語った。

  ロンドン時間午後5時現在、スペイン10年債利回りは前日比1bp低下の1.12%。前週末比では9bp下げた。同年限のイタリア国債利回りも前日から1bp下げ1.23%となった。

原題:Spanish Bond Spreads Tightest in Year as Italy’s Appeal Wanes(抜粋)

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