世界の石油会社、4-6月が今年のピークか-業績も株価も上昇

  • 一部メジャーの利益は3四半期ぶり高水準の見通し
  • 力強い業績は継続しない可能性も-原油は再び40ドルに下落との見方

石油会社にとって今年は、4-6月(第2四半期)が最高でこれ以上よくなることはないかもしれない。

  原油価格が12年ぶりの安値から値上がりしたため、株価は他業種を上回る上昇を見せた。アナリストらによれば、英・オランダ系ロイヤル・ダッチ・シェルや米シェブロン、英BPなど石油メジャーの利益はコスト削減などが奏功して少なくとも3四半期ぶりの高水準だった。ただ供給が過去最高に近い水準にあるため、年内の残りの期間はこれほど好調ではないかもしれない。

  原油価格下落を受け、世界の石油会社の時価総額は過去2年間に計2兆ドル(約212兆円)縮小。供給過剰の最悪期は終わったとの見方でアナリストらは一致しているものの、BNPパリバやJBCエナジーなどは、カナダとイラン、ナイジェリア、米国で生産が回復するのに伴い原油価格は再び1バレル=40ドルに下落すると予想。投資削減で将来の成長が疑問視されている生産会社にとって打撃になるとみられる。

  UBSグループのアナリスト、ジョバンニ・シュトーノボ氏(チューリヒ在勤)は21日、「原油市場は依然として、中断されていた生産の戻りによる供給増加分を吸収しなければならない。原油価格は再び40ドルに下落し得る」との見方を示した。
  
原題:Oil’s Second Quarter Shaping Up to Be Best of the Year(抜粋)

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