【個別銘柄】サイバーAや電子部品安い、マクドなどポケモン関連人気

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22日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  サイバーエージェント(4751):前日比10%安の5860円。2016年9月期の営業利益計画を280億円から前期比6.9%増の350億円に上方修正する一方、純利益は同5.4%減の140億円を据え置いた。野村証券では、ゲーム事業は営業段階まで好調だが、減損も含めれば見た目ほど実態は良くないと分析。今後は他社の超大型タイトルが控える中、今後のゲーム業績の持続性に若干の不安が残る、と指摘した。

  電子部品株:村田製作所(6981)が3.8%安の1万2485円、アルプス電気(6770)が4.8%安の2018円など。電子部品大手6社の4-6月期の受注額が前年同期比7%減少したと22日付の日本経済新聞朝刊が報じた。米アップルのアイフォーン販売苦戦に円高が追い打ちをかけ、減少率4%減だった1-3月期から拡大したという。岩井コスモ証券の西川裕康アナリストは、足元で良い材料がないのは事実で、こうした報道は株価へのインパクトが強い、と電話取材で語った。  

  ポケモン関連株:先行配信された米国など海外で爆発的な人気となっているスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」が日本でも22日午前に配信が開始された。日本マクドナルドホールディングス(2702)は「ポケモンGO」と同社が単独ローンチパートナーシップを締結したと発表し株価は4.2%高の3620円。このほか子会社ポケモンのアニメを制作するイマジカ・ロボットホールディングス(6879)が22%高の1320円、大阪府の「EXPOCITY」で「ポケモンEXPOジム」を運営するサノヤスホールディングス(7022)が100円(15%)高の787円とストップ高、任天堂の製品販売を手掛けるハピネット(7552)は300円(25%)高の1505円とストップ高。

  日新電機(6641):7%高の1701円。4-6月期営業損益は25億4800万円の黒字と、前年同期の7900万円の赤字から黒字に転換した。東海東京調査センターの石野雅彦シニアアナリストは、前年同期は赤字だったビーム・真空応用部門の営業損益は30億円改善し26億円の黒字、液晶向けが想定以上でポジティブサプライズだ、と電話取材で述べた。

  電通(4324):4.7%安の4945円。モルガン・スタンレーMUFG証券は21日付で投資判断を「オーバーウエート」から「イコールウエート」、目標株価を6500円から5000円に引き下げた。欧州地域を含む海外事業エクスポージャーの高さとグローバルに景気敏感な広告需要の不透明な見通しが潜在的なカタリストと指摘。16年12月期EPS予想を313円から285円、来期を345円から322円に変更した。

  中外製薬(4519):4.8%高の3900円。1-6月期のコア営業利益は441億円と前年同期比3.9%減少したものの、SMBC日興証券では、通期計画に対する進捗(しんちょく)率は62%と、15年上期の51%や14年の57%に比べて高いと指摘。がん領域を中心に国内の新薬販売は好調であるうえ、アトピー性皮膚炎などの新薬の海外導出という発表もあり、ポジティブな印象とした。

  MonotaRO(3064):8.3%安の3080円。モルガン・スタンレーMUFG証券は21日付で投資判断を「オーバーウエート」から「イコールウエート」、目標株価を4000円から3300円に引き下げた。既存顧客からの売り上げが弱く利用者1人当たりの月間平均収入(ARPU)は下落トレンドとし、16年12月期EPS予想を53円から49円、来期を68円から60円に変更。株式市場の成長期待もバリュエーションも高いが、顧客の景況感次第では期待値に届かない可能性があるとみる。

  日本特殊陶業(5334):5.4%安の1716円。野村証券は21日付で目標株価を2700円から2400円に引き下げた。前提為替レートを1ドル=108円から105円、1ユーロ=123円から116円へ見直したことを踏まえ、17年3月期の営業利益予想を535億円から490億円(会社計画425億円)に下方修正した。

  アスクル(2678):4.2%安の3615円。いちよし経済研究所は21日付で、17年5月期営業益予想を119億円から会社計画と同じ95億円、来期を136億円から111億円に下方修正した。今後はアマゾンなどとの競争激化を想定した物流強化などの費用が予想以上にかさむ見通しという。フェアバリューを2400円から2300円に変更、投資判断は「売り」を継続。

  リンクアンドモチベーション(2170):16%高の243円。1-6月期営業利益は前年同期比2倍の10億円程度となったようだと22日付日本経済新聞朝刊が報じた。主力の人事コンサルティングで大企業向け案件が増加、販売管理費の効率化も利益を押し上げたという。16年12月期の営業利益は前期比87%増の16億円とする会社計画から上振れる可能性が高いと報じている。

  レッグス(4286):6.5%高の770円。1-6月期営業利益は前年同期比31%増の3億9500万円と従来計画の2億7500万円を44%上回ったようだと発表した。企業のマーケティング活動を支援する同社は、アミューズメントや飲料顧客向けの売り上げが好調だった。

  石塚硝子(5204):3.9%安の150円。4-6月期営業利益は前年同期比13%減の7億9300万円だった。ハウスウエアや紙容器の売り上げが減少、ガラス瓶の生産体制の再編による稼働率低下なども影響した。

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